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2012.10.29 16:00  女性セブン

『純と愛』の脚本家 武田鉄矢に「悪い役をやって死んでくれ」

 兄がキャバクラで働く女の子を妊娠させたり、父がその妊娠を金でもみ消そうとしたり――およそ“朝ドラ”には似つかわしくない展開を見せるNHK『純と愛』。なかでも娘の言葉など聞く耳持たず、ヒロイン・純を叱り飛ばすアクの強さで存在感を出しているのが武田鉄矢(63才)。視聴率18%台と好調を続けるなか、撮影現場の裏話や脚本家・遊川和彦さんの狙いとは。

 ドラマは、正義感が強く、信じた道をひたすら真っ直ぐ突き進むヒロイン・狩野純が“人の本性が見える”不思議な力を持つ青年・待田愛(風間俊介・29才)と出会い、ふたりで数々の騒動を乗り越えてゆくラブストーリー。犬猿の仲である父・善行と衝突しながらも、家業のホテルを再建するという理想を目指して突っ走る純と、そんな彼女を全力でサポートする愛を個性的な登場人物たちがぐるっと取り囲み、ハラハラドキドキで目が離せない展開が続く。

 脚本を担当するのは昨年、視聴率40%超を記録した『家政婦のミタ』(日本テレビ系)を書いた脚本家の遊川和彦さん(57才)だ。

 遊川さんと武田の出会いは3年前、NHKドラマ『リミット 刑事の現場2』(2009年)にさかのぼる。遊川さんとプロデューサーから、悪役刑事としての出演を依頼された武田は最初、「あまり暗くて重いストーリーはちょっと…」と即答を渋った。

「すると遊川がいきなりキレた(笑い)。『おれはADから脚本家になって必死にやっているんだ。ぐずぐず文句言わず、出てくれてもいいじゃないですか』って。タレントを前にしてですよ(苦笑)。勢いに押されて役を引き受けたけど、あんな口説かれ方は初めて」(武田)

 出会いは衝撃的でも、このドラマを通じて信頼関係を結んだふたり。

『純と愛』でも遊川さんの意向で再び白羽の矢が立った。出演依頼時、遊川さんはまたしても“変化球”を投じた。

「『あんたは俳優になって40年間も良い役ばかりやっているので、ここからは悪い役ばかりやって死んでくれ』って(笑い)。確かに善行は強烈に悪い父親なのでどうしようかと思ったけど、60才過ぎて新しい役どころも面白いかなと挑戦を決めました」(武田)

※女性セブン2012年11月8日号

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