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2012.11.05 15:59  週刊ポスト

名門欧州大学教授 女が絶頂達すると妊娠しやすくなると指摘

 人体にはいまだ数多くの謎が残っている。その中でも特に神秘のベールに包まれているのが女性器とその快感の仕組みについてだ。アメリカ発の世界最大のドキュメンタリーチャンネルが、膨大な予算をかけ、前代未聞の実験を行ない「女性のオーガズム」に迫った。すると驚愕の新事実が続々と明らかになったのである。

「セックス中の男女MRI画像」を実現したディスカバリーチャンネルが、またやってくれた。

「女性のオーガズムの仕組みとは?」という番組の中で、今度は女性が絶頂に至った際の膣内の動きをつぶさにとらえることに成功したのだ。

 実験を行なったのは、オーストリアのインスブルック大学で産婦人科教授をつとめるルードヴィヒ・ヴィルト氏。その手法はやはり想像を絶するものだった。

 まずカテーテル(医療用の管)で「人工精子」を分娩台のようなものの上に仰向けになった女性の膣内に2ミリリットル注入する。それが、女性がオーガズムを迎えた際、どのような動きで子宮に吸い込まれていくかを、モニターでつぶさに観察したのである。人工精子とは、精子に似せて作られた無害な放射線を発する物質であるという。2ミリリットルという量は、男性が一度の射精で放出する実際の精子の量とほぼ同じだ。

「人工精子の注入が終わりました。それでは追跡を開始します」

 番組ナレーションとともに、モニター画面が映し出される。上に掲載した画面上に現われる点のようなものが、人工精子の動きを示している。

 注入当初はさしたる動きが見られなかったが、ホルモンの一種であるオキシトシンを女性に大量に注射したところ劇的な変化が起こった。

 オキシトシンは、男女がオーガズムを迎える際に分泌されるホルモンとして知られている。ヴィルト教授は女性に大量のオキシトシンを投与することによって、人工的にオーガズム状態を作り出したのである。

 ものの数秒もたたずに、膣から子宮にかけての筋肉が収縮を始めた。すると、人工精子が目覚ましい動きを見せる。女性器がポンプのように働き、精子が卵子を目指して進んでいったのである。さらに精子は、独特の動きを見せた。右側の卵管ではなく、左側の排卵間近の卵巣につながる卵管のほうに向かって移動し始めたのだ。

 女性の排卵は、およそ1か月弱の周期で左右どちらかで行なわれる。理由はまだ解明されていないが、驚くべきことにオーガズムによる子宮の収縮は、精子を妊娠の確率が高まるほうの卵巣へと導くことが分かったのだ。

 ヴィルト教授は、研究の成果に胸を張った。

「女性がオーガズムに達しなければ、妊娠は成立しないなどというつもりはありません。それは明らかに間違いです。ただし確率は変わるでしょう」

※週刊ポスト2012年11月16日号

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