夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(38歳)が鉄鋼メーカー勤務の奥様(36歳)。奥様は100円均一ショップ活用で、お姑さんの評判も上々のようです。
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正月やお盆に主人の実家に帰る時、100均で掃除用のゴム手袋、スポンジ、ブラシ、洗剤等、掃除用具を一式揃えて持っていくんです。全部で1000円ちょっとの買い物ですが、お義母さんは「まァ、新品ばかりで高かったでしょ? 気持ちだけで十分だから、休んでてね。掃除は私たちがするから」といってくれます。まさに私にとっては100均バンザイ!
でも、主人の場合は逆なんです。主人が100均で買ってくるのは、なぜか不良品ばかりで使いものにならないんです。買ってきたスプーンは、ちょっと力を入れると曲がりますし、封筒に切手を貼ろうとスティックのりをつけると、全然くっつきません。唯一よかったのは再生できなかったCD。ベランダに吊るして、カラス避けにしたら大正解でした。
すると、図に乗った主人が「オレって100均活用のスペシャリストだな」って、全然違います! 勘違いもいい加減にして!
※週刊ポスト2012年12月21・28日号