国内

2012年重大ニュース【政治・社会】東電でんこちゃんリストラ

 いよいよ2012年も終わろうとしているが、今年も『NEWSポストセブン』では多くの記事を紹介し続けてきた。その中から『NEWSポストセブン』編集部が、ネットでの反響の大きかった記事を中心に、ジャンル別に2012年の「重大ニュース」を厳選した。

 ここでは【政治・社会】編ベスト10を紹介しよう。巷の重大ニュースとは、ひと味違う話題記事が満載だ。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)

●2012年重大ニュース【政治・社会】編1~3位

【1位】
■東電のキャラ「でんこちゃん」経費削減のため3月でリストラ(2月)
https://www.news-postseven.com/archives/20120227_90762.html

「これ、ヤフー・トピックスにも紹介されたほどの『週刊ポスト』の大スクープなんですよね。作者の内田春菊さんまで知らされてなかったとかでさぁ、お前ら東電はそんなところまで説明下手なのかよって思いましたよ。経費削減とかいうけど、東電はさっさとLNGをもっと安い価格で海外から調達しろ! 話はそこからだ」

【2位】
■復興予算15兆円のうち約6兆円が使われず1兆円を役人ネコババ(8月)
https://www.news-postseven.com/archives/20120730_133714.html

「これ、ギョーテンですよね。最初に15兆円必要だっていう判断をしたのに、なんで使わないで別の用途に使うの? なんだかオレが思うのが、『震災復興』を錦の御旗にしておけば、何でも許されるって風潮があったんじゃないかな。

 よく、ネットでは『ジミンガー』(自民党が…の意味で、すべてを自民党のせいにすること)みたいに『ガー』って『マジンガーZ』を連想させるような言葉があるけど、役人は『被災地ガー』『被災者ガー』って言っておけばお金をもらえるという技を覚えたんだろうね。やり口が汚ねぇよ」

【3位】
■大手企業役員 「正直キラキラネームの学生の採用ためらう」(6月)
https://www.news-postseven.com/archives/20120626_123476.html

「キラキラネームとは、『読み方が難しい名前』のことですが、ネット上で言われるのは『そういった名前をつける親はバカだから、その子供もバカの遺伝子を継いでいてバカ。だから、企業のこの判断は正しい』ということですね。

 ただ、名前だけで判断するのも気の毒ですよ。今年の1月、麻薬とナイフの所持で逮捕されたアメリカ人の名前が『ビーゾードゥードゥー・ゾピティボップボップボップ』っていうすさまじい名前だったんだけど、ここまで行くとバカだが日本のキラキラネームはそこまでバカでもないんじゃないの? まぁ、子どものことはこうやって擁護しなくちゃいけないよ。ヘンな名前をつけるのは親が悪いんだもん。ちなみに、このアメリカ人は元々『ジェフ』だったのに、このヘンテコな名前に改名したんですって」

●以下、4~10位

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン