今最も韓国メディアを騒がせているのは、俳優のパク・シフ(34才)だ。朝鮮日報や中央日報などの全国紙からスポーツ紙、そしてテレビのワイドショーまで、あらゆるメディアが連日連夜、シフが引き起こした「レイプ事件」を大々的に報じている。
報道によると、シフは2月14日の深夜、ソウル市江南の高級居酒屋で女子大生Aさん(22才)と後輩俳優(23才)の3人で飲んでいた。その後、泥酔したAさんは意識を失い、翌朝シフの自宅で目を覚ますとすでに彼にレイプされた後だったという。Aさんは15日、シフをレイプ容疑で告訴。ソウル西部警察署による捜査が始まった。
当のシフ本人は、レイプされたというAさんの証言を真っ向から否定している。後輩の紹介で一緒に酒を飲んだことは認めながらも、「お互い男女として好感を抱いたのであり、決して強制的に関係を持ったわけではない」との声明も発表した。
事件の発端となった現場は、ソウル市内の高級居酒屋だ。接客を担当した店員はこう証言する。
「あの席の3人はとても仲がいい感じで、個室の外にも笑い声が聞こえるほど大盛りあがりでした。負けたらお酒を飲むような、そういうゲームもしていたみたいですけど、みなさん酔っぱらってる様子はなかったと思います」
警察は店主から事情を聞くとともに店の防犯カメラを押収している。その際に店主も改めて映像を確認したというが、ここでも店を出るときの彼女は、泥酔した様子はなく階段を1人で下りていったという。
しかし、シフの自宅駐車場の防犯カメラ映像を警察が押収すると、事態は一転した。そのビデオには、居酒屋の退店時とは変わり果てたAさんの姿がとらえられていた。彼女は完全に意識を失い、ぐったりとした状態で後輩俳優に背負われていたのだ。その後、後輩俳優だけが帰宅し、部屋にはシフと女性が残される形となった。
この映像は居酒屋を出てからわずか20分後のもので、意識を失っていたというAさんの証言を裏付けるものだった。
居酒屋とシフのマンションの2つの防犯カメラによるビデオ映像から、警察は「空白の20分間」に何があったかを突き止めるべく、Aさんの毛髪、血液、尿を採取し、薬物成分鑑定を求めて国立科学捜査研究院に鑑定依頼をしている。
つまり警察は、シフが車の中でAさんに対し、例えば麻薬や睡眠薬などを服用させて酩酊させたのではないかという疑惑を抱いていると思われ、各メディアは「シフ、薬物投与か」と大々的に報じている。
「鑑定結果は3月初頭にも出る予定です。仮に陽性反応が出たら、シフさんは“クロ”。そうなれば彼の芸能生活はおしまいでしょうね…」(韓国の全国紙記者)
※女性セブン2013年3月14日号