スポーツ

長距離代表・新谷仁美 素敵な出会い求めて試行錯誤した日々

“日本女子長距離のエース”新谷仁美(にいや・ひとみ 25歳)。8月10日からモスクワで開幕する世界陸上の日本代表発表会見では、「彼氏いません」と自己紹介し、ファンの笑いを誘った。その天真爛漫な明るい性格はテレビなどでも人気だ。

「本当にぜんっぜんモテないんですよー。ロンドン五輪の後、ちょっとはお声が掛かるかと期待したのに、合コンにも呼ばれないし出会いもない。いっそのことゼッケンに携帯番号とアドレスを貼って走ったら、素敵な人から連絡があるかも、とか本気で考えたことありますもん(笑い)」(新谷。以下「」内同)

 競技中も「いつ見初められてもいいように、オーロラビジョンに映る自分の顔をチェックしている」と茶目っ気たっぷりに語る彼女。現在はスピードを重視した練習を重ね、体脂肪率は5%台をキープしている。

「砂糖の入っているものは飲まないし、炭水化物の代わりにトマトや納豆を多く食べたりしています。陸上選手としてというより、女子として体にいいものを取り入れているという感じです」

 Twitterでのつぶやきも美肌やデトックスに関するものが多く、長距離のストイックなイメージとは裏腹に、25歳の女性らしい顔をのぞかせる。

 一方、トラックでは積極的なレース運びが持ち味。その実力は高校時代から注目され、昨年のロンドン五輪でも女子1万mで日本歴代3位となる30分59秒19の自己記録をマーク。今年6月に行なわれた日本選手権では、2位の選手に1周差をつける圧勝劇を演じ、モスクワへの切符を手にした。

「プロの陸上選手として生きていく。そう決めたからには、タイムよりも結果にこだわりたい。陸上を昔のように花形スポーツに戻したいんです。応援していただいている皆さんに喜んでもらえるような走りがしたい! 入賞を目指します!」

 ロンドンでは一歩及ばなかった8位入賞の壁を破り、北の大地から飛びきりの“にいやんスマイル”が届くことを期待したい。

※週刊ポスト2013年8月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン