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2013.08.12 15:59  週刊ポスト

医学の発展にとって女性器写真撮影は欠かせない存在になった

 女性器の構造と機能の多くは謎に包まれているが、かつて8330もの女性器を撮影することで謎の解明に挑戦した禁断の医学書があった。もちろん医学目的とはいえ、一般の人にとっては“背徳的”な「女性器撮影」は医療現場ではどのように捉えられているのか。汐見台病院の早乙女智子医師が解説する。

「私が駆け出しの医師だった1980年代当時は、診察中に無断で外性器の写真を撮ってしまう医師もいて、患者さんが怒り出すなんてことがたまにありました」

 それも過去の話だ。医学研究の倫理原則である「ヘルシンキ宣言」には、次のように謳われている。

〈医学研究において、それぞれの被験者候補は、目的、方法、資金源、起こりうる利益相反、研究者の関連組織との関わり、研究によって期待される利益と起こりうるリスク、ならびに研究に伴いうる不快な状態、その他研究に関するすべての側面について、十分に説明されなければならない〉

 早乙女医師が続ける。

「研究目的がはっきりしていて、患者さんが同意していれば、撮影自体は問題ありません。学会で症例報告する場合は、本人の同意を得た上でサインをもらいます。撮影自体を問題にされてしまえば、医師同士の情報共有ができなくなってしまいます」

 医学の発展にとって、女性器写真は欠かせない存在となっている。

※週刊ポスト2013年8月16・23日号

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