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2013.09.07 15:59  週刊ポスト

シニアに人気のAV 嫁、戦争、のぞきなど情感を重視した作品

 かつてはひとりで映画館に日活ロマンポルノを観に行ったり、妻の目を盗んでVHS時代のアダルトビデオを楽しんだりしていたけれど、このところAVはすっかりご無沙汰──そんなシニアも多いようだ。

「ロマンポルノだとカラミのシーンが物足りないし、かといって最近のAVは即物的というか、情緒がなくてつまらない」(60代男性)

 と感じているシニアは多い。そんなシニア世代の間で人気を集めているのが、FAプロという制作会社による作品だ。毎年、夏になると昭和の時代を舞台にしたノスタルジックな『昭和三部作』を通信販売するなど、あくまでも「昭和」にこだわっているのが特徴である。

「『昭和三部作』は2010年から始めて今年で第4弾になりますが、2013年版は発売1か月足らずで、2010年版の3倍以上の売り上げを記録しました。客層は50~70代が圧倒的に多く、なかには80代、90代の方もいらっしゃいます。60代のご夫婦で、一緒に鑑賞されているという声もありました」(FAプロ広報)

 今どきと言ってはなんだが、現金書留による決済が多いのも、FAプロならではのようだ。

『昭和三部作』を含めて2000以上の作品があるが、なかでも人気の高いのは、自分の息子の嫁と肉体関係を持ってしまう「色っぽい嫁」シリーズや、戦時中の哀しき男女の性を描いた「戦争もの」シリーズ、自分の妻がマジックミラー越しに他人に抱かれる「のぞきスワッピング」シリーズなど。

 いずれも、プレイ内容の過激さではなく、ストーリー性や情感を重視した作品だ。FAプロの創業者兼監督として1900本以上もの作品を制作してきた、ヘンリー塚本氏が言う。

「昭和という二度と戻らない時代のエロスを残そう、あの素晴らしい時代の情感が伝わる作品を作ろうという思いで撮り続けてきました。貧しい時代だったからこそ、豊潤な性があるんです。

 女性たちは粗末な着物で、パンティもはいていない人も多く、ちょっとかがむと乳房が見えたり、ヘアがちらっと見えたり。どこの家も小さくてひとつ蚊帳のなかでの生活で、僕自身、親戚の家に行った時などに、おじさんとおばさんが性交している気配を感じたりしていました。そんなドキドキ感や背徳感が、昭和のエロスの重要なモチーフです」

※週刊ポスト2013年9月13日号

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