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2013.10.07 15:59  週刊ポスト

米で奥様向け官能小説ヒット スマホ普及で日本上陸の可能性

 女性向けのアダルトビデオやエロ漫画=レディース・コミックが人気になっているが、動画、コミックとくれば、忘れてはならないのが官能小説だ。

 これまで女性向け市場では、海外の官能小説を翻訳出版するハーレクイン・ロマンスの独壇場だったが、この9月13日、ついに日本発の女性向け官能小説レーベルが誕生した。メディアファクトリーの「フルール文庫」である。

 創刊第1弾の一つ『欲ばりな首すじ』(かのこ著)は、IT企業に勤める女性が、鏡の前で首輪をつけるという趣味でストレス発散しているところを男性上司に見られ、服従させられるというストーリーだ。

<張り詰めた空気の中、息を飲むたび、喉がくっと圧迫された。重厚な革の質感が、心に生々しく覆いかぶさる。

「ご迷惑をお掛けした私に、どうか、…………お仕置き、を」>(本文より)

 編集長の波多野公美氏が、刊行の狙いを語る。

「既婚者の女性の場合、夫や子供など家族の目に留まるところに性的なものを置きたくないという事情があるので、フルールは当初から文庫と電子書籍を同時に発行しました。

 今アメリカでは、電子書籍による奥様向け官能小説が大ヒットし、『マミーポルノ』と呼ばれています。このムーブメントは、スマホの普及で日本にもやってくる可能性が高い。

 その前提として、いま日本では、たとえばTENGAの女性向けオナニーグッズである『iroha』や、女性向けAVの『SILK LABO』、そしてこのフルールのように、『女性の作り手による女性のための官能商品』が増えています。

 いま業界では、それを略した『ジョジョカン』(女女官)がひとつのキーワードになっているんです」

 夫たちは、ジョジョカンの蚊帳の外というわけか。

※週刊ポスト2013年10月18日号

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