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2013.10.18 15:59  週刊ポスト

女性向けAV 恋愛ドラマの体裁で1万本以上売るヒット作品も

 最近、女性向けAVが密かなブームになっている。過激さを極めた男性向けAVに比べたら大したことがないのでは、と想像する男性もいるかもしれないが、それは大きな誤解で、男性が見てもかなりエロい。しかも、女性の求める理想のセックスが詰まっているので、観賞することで女性を悦ばすテクニックまで身につくのだ。

 現在、女性向けAVの最大手がSILK LABOという会社。2008年に設立された会社で、監督、プロデューサーなどの製作スタッフのほとんどが女性だ。SILKというレーベルを中心に、それよりもソフトなCOCOON(コクーン)、ハードなUNDRESS(アンドレス)というレーベルを展開。

 男優は「エロメン」と名付けられ、人気の高い一徹、ムーミン、月野帯人の3人は「エロメン三銃士」、さらに倉橋大賀を加えた4人は「四天王」と呼ばれている。3000本売れれば大ヒットといわれるAV冬の時代に、1万本のセールスを記録した作品もあるという。

 では、女性向けAVとはいったいどのようなものなのか──1万本以上を売り上げた一徹主演のヒット作『Filled with you』(UNDRESS)を例に紹介しよう。

 約100分間で展開されるのは若い男女の遠距離恋愛ドラマ。地方に住む女が久し振りに恋人に会うために上京する。恋人の男は車で東京駅に女を迎え、横浜にドライブし、オープンカフェでランチを食べ、観覧車に乗り、シティホテルに泊まる。

 窓際でロマンチックな夜景を眺めるうちにキスが始まり、ソファに移動して少しずつ服を脱がし、そのままセックスへ。1回目のフィニッシュを迎えたあと、お風呂でイチャつき、部屋でフルコースの食事をし、ベッドへ……。翌日、東京駅に恋人を送った男は車のハンドルにもたれかかり、寂しげな表情を浮かべる……。

 男性向けAVがストーリーよりも男の性欲の露骨な表現を重視しているのに対し、この作品は恋愛ドラマの体裁にこだわり、セックスに至る手順をきちんと描き、恋人同士の甘い雰囲気や女性が愛されている幸福感を強調する。

 裸になってのカラミのシーンは全体の半分の50分程度。アクロバティックな体位や過激な変態プレーはまったくなく、その内容は普通の恋人が行なっているノーマルなセックスだ。

 喘ぎ声やキス、腰の動きの音なども自然だ。それだけに、恋人同士の実際のセックスを撮影したかのようなリアリティがあり、男でも思わず見入ってしまうほどエロいのである。

※週刊ポスト2013年10月25日号

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