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中日に15年所属した落合GM マスコミの「外様」報道に不満

 落合博満氏がゼネラルマネージャー(GM)として中日ドラゴンズに帰ってきた。2年前、リーグ優勝を果たしながらも監督を退任することになった落合氏。「外様ばかり」と地元のマスコミなどから批判されていた落合政権は、高木守道監督の就任で、中日OBに追い出される形で崩壊した。

 10月14日に愛知県一宮市民会館で行われた講演会では、落合氏はこう不満を漏らした。

「今のマスコミの書き方、なにが一番嫌いだってね、俺らをOBと認めてないから。みんなその書き方でしょ? 『OBがいなくなった』。俺、中日ドラゴンズで7年間現役やっているんだよ。OBじゃないんだって(会場笑)」

 落合氏は1979年にロッテに入団。1986年に「世紀のトレード」と言われた牛島和彦・上川誠二・桑田茂・平沼定晴との1対4のトレードで中日入り。1993年オフにフリーエージェント(FA)で中日から巨人に移籍。翌年、同率首位で並んだ巨人と中日が最終戦で直接対決する「10.8決戦」で、先制本塁打を放つなど活躍し、中日を破ったこともあり、一部の中日ファンは落合氏に拒否反応を示しているとも言われている。現役最後の2年間は日本ハムに所属した。

 20年の現役生活を終えた後、中日の監督に就任して8年間采配をふるった。計28年のプロ野球人生のうち、中日には15年在籍している。にもかかわらず、マスコミに“外様”呼ばわりされるのが、よほど気に障るようだ。

「外様だ、外様だと言われて。どうも抵抗感あってね。やっぱり、俺らをOBとして見てくれていないんだ。だって、俺、プロ野球界で15年間中日にお世話になっているんだよ」

 落合氏の野球人生のなかで、最も所属期間の長い球団が、中日であることは間違いない。

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