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2014.01.01 15:59  週刊ポスト

「体位をコロコロ変えすぎると女性は興ざめする」と女医語る

 今から半世紀前の1960年に上梓された『性生活の知恵』(池田書店)。セックスといえば正常位とされたこの時代にあって、100体位以上の交わり方を世に広めた。

 同書の内容を見てみると、色褪せぬどころか半世紀先の性知識を先取りしていたことに改めて気付かされる。また、着目したいのは女性へのアフターフォローを明記している点だ。成城松村クリニック院長の松村圭子医師(婦人科)が指摘する。

「男性は射精したら終わりという感じになりやすい。いわば直線的なセックス。でも、女性はもう少し感覚的なセックスを求めている。絶頂後も性的興奮が緩やかに下がっていくので、余韻を楽しみたい。男性は後戯こそ大切にしてほしいです」

 それには、こんな医学的根拠があるという。

「女性も男性と同じように、興奮すると性器に血液が充満します。男性器が勃起するのと同じ。男性は射精すると充満が収まりますが女性の場合、時間がかかり、なかには膣のなかが重だるいような不快感を覚える人もいる。それを軽減させるためにも、優しく髪をなでたり、腕枕したりという後戯が必要です」(同前)

 体位とは一つで完結するものではない。著者の謝国権氏(元日赤産婦人科医局長)が「態位は流れなのだと主張したかった」と語っているとおり、体位のスムーズな変換は、セックスを充実させるための大切な要素である。

 ただし、ここで松村医師からの注意点がひとつ。

「体位をコロコロ変えすぎると、女性は気が散って、興ざめしてしまいます。男性のひとりよがりにならないよう、体位を変えるのは女性の様子を見ながら行なってください」

 さらに、女性を満足させるためには、囁きも忘れてはならない。同書にはこうある。

<女性は愛撫を受けている時でも愛の言葉のささやかれるのを切望する>

<愛されていることを、言葉の上で聞かされることは、決して不愉快なはずはないばかりか、それだけで大きな性的興奮を喚起しうることができさえするものである>

※週刊ポスト2014年1月1・10日号

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