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2014.01.14 15:59  週刊ポスト

風俗評論家 風俗嬢の技の伝承が途絶えてしまったことを慨嘆

 1951年に東京・東銀座で産声をあげたソープランドは全国の繁華街を中心に広がり、1980年代半ばにピークを迎えた。各地で性の文化が花開くも、バブル崩壊以降は衰退の一途を辿っている。そんな古きよき時代のソープを知るファンの間で静かなブームとなっているDVDがある。その名も『全国幻のソープ秘技』。購入した60代男性がいう。

「雑誌で見た広告が気になって購入したのですが、若い頃に行ったトルコ風呂と呼ばれていた時代のソープランドを思い出しました。とくに単身赴任していた札幌でやってもらった秘技が収録されていて、涙が出るほど懐かしかった」

 全国7か所の花街の秘技を収録したこのDVD、1990年代半ばにVHSビデオとしてリリースされ隠れたベストセラーとなっていたものだが、2011年にDVDボックスとして生まれ変わって人気が再燃した作品なのだ(第2弾は12年発売)。

 自身も所蔵しているという風俗評論家の岩永文夫氏もこう絶賛する。

「ソープの秘技は店ごとに脈々と伝授されていく門外不出のテクニックで、それを記録したこの映像はひとつの無形文化財ともいえるほど価値がある。かつてのソープ嬢たちは、自らの肉体を駆使して客に満足を与え、納得させる熟練した技術労働者だった。しかし今ではただ『させる』だけの肉体労働者に成り下がってしまい、こういった技の伝承も途絶えてしまっています」

※週刊ポスト2014年1月24日号

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