風水では、金運と身の回りのアイテムに密接な関わりがある。風水建築アドバイザーの直居由美里さんが、財布に関する2014年の金運アップ術について解説します。
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風水というと家を整えるというイメージが強いのですが、身の回りのアイテムをきちんとすることも、金運を大きく左右します。その代表が財布。大切なお金を入れるものですから、金運と深い関係があります。「お金がない」と嘆いている人は、財布の状態がよくないことが多いのです。
お金は居心地の悪いところから逃げていくものです。いくら高価な財布だったとしても、汚れたり角が擦り切れているようなら、買い替えのタイミングです。
普段使っている財布は、定期的に新しくしましょう。関西のデパートでは、春は「張る」に通じ、財布がふくらむほどお金が入ってくるように、初春から立春前後に「春財布」のセールを行います。
寒い日は続いていますが、冬至を過ぎて日は少しずつ長くなってきています。つまり「陽」の力が徐々に強くなっている時期であることも、財布の新調による開運効果が期待できます。
財布を購入するベストな日は、初午(はつうま)の日です。
2014年は午年ですが、十二支は年だけでなく月も日も巡っています。うなぎを食べる「土用の丑の日」というのは、未の月の丑の日のことですし、11月の酉の日には、酉の市を開催する神社もあります。
初午とは、2月の最初の午の日のことで、年によって日付が変わってきます。今年は立春にあたる2月4日が初午です。
京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたのが、初午の日といわれています。稲荷は「稲」の字が入っていることからわかるように、もともと五穀豊穣の神様でしたが、工業や商業が発達するとともに、商売繁盛や金運全般のご利益があると信仰されるようになりました。
黄色は五行の土の色。農耕民族にとっては、土が作物を生み出し、それがお金になります。全身が黄色のきつねは、金運のシンボルでもあります。
初午の日に買った財布は、すぐに使い始めるのではなく、2月18日の庚申の日まで待ってください。庚申は、帝釈天の縁日です。この日から財布を使い始めると、金運トラブルを避けることができます。
※女性セブン2014年1月30日号