数々の修羅場をくぐりぬけてきたジャーナリスト・山路徹さん(52才)が女性セブン読者のお悩みにズバリ回答。今回は、白米派の夫から玄米や雑穀米を反対されている奥様からの相談です。
【読者からの相談】
健康のため白米から玄米や雑穀米に変えたいのですが、夫は「日本人なら白米だろ」と賛同してくれません。山路さんの元奥さんはお米をプロデュースしていますが、結婚していた時は玄米などは食卓に上りましたか? 夫のような白米派の気持ちは理解できますか?(38才・専業主婦)
【山路徹のアドバイス】
2番目の妻の大桃さんは確かにお米にこだわりがあって、『桃米』という古代米をプロデュースしています。彼女はおかずによってお米の種類を変えていましたね。
玄米や雑穀米はおかずによってとてもおいしく食べられます。韓国料理では、雑穀米を使ったビビンバを食べたことがありますが、これが不思議と相性がいい。キムチのようにちょっと水っぽいものはもちっとした食感の雑穀米と合いますし、炒飯など火を入れる料理にはパサッとした食感の玄米が適していると思います。カレーにも玄米はよく合いますね。
ただ、白米で食べたい料理もあります。
男性はハンバーグやステーキ、フライといった洋食を好みますが、これはやっぱり白米のほうが合う。あとは濃い味付けのもの。ご飯が進むようないわゆる“ご飯の友”は白いご飯を食べたくなるものなんです。
健康のことを考えたら、ビタミンとかミネラルが豊富に含まれる玄米とか雑穀米がいいのかもしれませんが、いつもそれだとだんなさんから不満が出てしまう可能性もあります。
ハンバーグの日に、玄米ご飯が出てきたら、ぼくだってちょっとがっかりするかも。おかずに合わせて、お米を使い分ければ、食卓だって豊かになるのでは? それならだんなさんにも納得してもらいやすいのではないでしょうか。
※女性セブン2014年2月6日号