ビジネス

「music.jp」運営企業 リアル・アフィリエイトで会員数拡大

 今年上半期はボックス圏での値動きが続いた日本株だが、今後注目すべき銘柄はどこにあるのか。フィスコ取締役・中村孝也氏が、銘柄選びのポイントとともに、10万円で買える注目株をピックアップした。

 * * *
 円安の恩恵で増益変化率の高かった業種・銘柄は、円安傾向が小休止する中、今後は厳しくなるかもしれない。全体相場も上値追いの展開は考えにくく、大型株の反発は来年になりそうだ。

 ただし、全体相場の下値リスクは低いので、中小型株の中に大きく株価が跳ね上がる銘柄も出てくるだろう。特に注目は、やはり内需関連の中小型株。中でも、フィーチャーフォン向けのサービスからシフト転換し、スマホ向けの比重を高めているような業態は面白い。

 そうした観点から、私が「上がる株」として注目しているのが、「music.jp」や「ルナルナ」などの携帯電話向けサイトを運営するエムティーアイ(ジャスダック・9438)だ。

 同社は、全国の携帯ショップで自社・他社コンテンツの販売促進を行なう成果報酬型のリアル・アフィリエイト事業も展開している。その販売チャンネル網を活かし、スマホ有料会員数の拡大に注力。2014年3月末の同会員数は533万人(2013年9月末比57万人増)まで増加した。

 それが寄与し、2014年9月期の第2四半期決算では、前年同期は減益だった経常利益が13億1000万円の増益で着地。さらに、第2四半期決算発表とともに通期業績予想を売上高は315億円(前期比4.4%増)、経常利益は17億5000万円(同56.3%増)、営業利益も18億円(同56.6%)に引き上げている。

 とはいえ、経常利益、営業利益とも、第2四半期までの進捗率はすでに7割を超えており、今期中のさらなる上方修正の可能性は高いのではないか。株価もまずは2013年11月の直近高値1000円まで戻す展開が期待される。

※マネーポスト2014年夏号

関連記事

トピックス

NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
被害者の村上隆一さんの自宅。死因は失血死だった
《売春させ、売り上げが落ちると制裁》宮城・柴田町男性殺害 被害者の長男の妻を頂点とした“売春・美人局グループ”の壮絶手口
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
突然の「非常戒厳」は、国際社会にも衝撃を与えた
韓国・尹錫悦大統領の戒厳令は妻を守るためだったのか「占い師の囁きで大統領府移転を指示」「株価操作」「高級バッグ授受」…噴出する数々の疑惑
女性セブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン