多少は日本語を間違えるのは仕方がないものの、度が過ぎると家族にとっては大迷惑。宮城県に住む女性Aさん(37才)は夫(46才)の日本語力のひどさに絶句します。
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「漢字が苦手」とは知り合ったころから言ってたけど、それにしてもダンナの日本語はすごいよ。車のタイヤは何度言っても「タイワ」だし、1泊旅行は「行きどまり」。聞けばタイヤは「タイ輪」と頭の中で変換されているみたい。
行った先で泊まるから「行き、泊まり」って、いやぁ~、いちいち興味深い…と面白がっていたんだけど、最近、そうも言ってられないのよ。
私の叔父たちが家に来たとき、珍しくダンナが新聞を開いていると思ったら、「だんこんの世代より上ですか?」って。「だんこんの世代の人って、ひとクラス50人いたんでしょ」って、何回も言うからダンナのこと、蹴っ飛ばしたわよ。「団塊」って字、読めないなら口にしないで。
スーパーへ買い物に行けば「今日はコロッケだろ? “こかんぎれ”、買うだろ?」って、大きな声でパックのお肉を振り回している。「コカン」って何か、みんなが注目しているなか、私の買い物カゴに“小間切れ”の豚肉がイン。他人のふりして、その場から逃げ出せばよかった。
※女性セブン2014年7月17日号