ライフ

体を冷やす料理で酷暑対策目指す妻 毎晩冷めた料理を食卓へ

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのは、時計メーカー勤務のご主人(37歳)。料理は奥様(36歳)が担当です。

 * * *
「『医食同源』といって、寒い時は体を温め、暑い今は体を冷やす食事が大事なのよ」と妻。「具体的にいうと、食べ物はメロンやカニ、飲み物だとビールね」。これには僕も大賛成です。

 早速、翌日から「体の冷える食べ物」の献立になりました。その日、出てきたのはキュウリ、トマトに豆腐です。「ビール? 今日は冷たい緑茶を用意したから」。それからも、ゴボウ、ナス、レタス、ワカメ、ソバ等、体を冷やす食事が続きました。

「そのうち、カニやメロンが出てくるはずだ」と楽しみにしてたのに、1週間経ってもカニ、メロンはもちろん、ビールも出て来ません。そして次の週はカレーで、翌日も前の日の残りのカレー。調べてみると、カレーは体を温める食事です。

「おい! これで体が冷えるのか?」と聞くと「冷えてたでしょう。カレーもご飯も」。確かに冷えてたよ、お前が温めてくれないから!「だって、私たちが食べ終わった後に帰ってくるんだもん。温めなおすのって、面倒なの」

 体が冷える食事というより、冷えた食事を食べさせられる僕。ああ、妻の仕打ちに、体だけじゃなく、心も冷える僕なのです。

※週刊ポスト2014年8月15・22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン