芸能

杉浦幸 大事な人を守りたいという気持ちがヤンキーの魅力

“草食系男子”という言葉が席巻している昨今、『ホットロード』が映画で復活したり、「マイルドヤンキー」を紹介する書籍が売れるなど、熱く生きるヤンキーが密かなブームとなっている。そんなヤンキーの魅力をしみじみと感じているのが女優の杉浦幸(45才)。竹の子族やなめ猫ブームを経て「ヤンキー」という言葉が定着した1985年に、ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)で不良役を熱演した杉浦。実際の学生生活もかなり“元気”な生徒だった、と笑う。

「中学時代は聖子ちゃんカットをして、学生カバンは持たず、当時流行っていた巾着袋にお弁当だけを入れて学校に通っていました。巾着にはフエルトで“MIYUKI”と貼り付けて、裏側には当時の彼氏のイニシャル(笑い)」(杉浦、以下同)

 聖子ちゃんヘアにはコテが必需品。休み時間に学校の電源を使い、友人と交代で髪をセットした。

「当時の先生は厳しかったので、コテで巻いているところを目撃されると頭から水をかけるんです。そんな毎日が嫌になってパーマをかけたら、今度は“パーマか!?”と、また水の入ったバケツを持ってくる(笑い)」

 しかし、デビューを境に生活は一変した。

「それまでスーパー自由に生きていたんですけど、デビュー後は分刻みで決まりごとだらけの毎日。日々の仕事をこなすのに精一杯だった私を支えてくれたのが母親でした。18才になってやっと、母親の偉大さに気がついたんですよ。そこから人として普通にモノが考えられるようになった気がします(笑い)」

 とはいえ、彼女はヤンキー魂は失っていない。それはヤンキーが持つ情熱に今もなお惹かれているからだ。

「ヤンキーは男も女も大事な人を守りたいという思いが強い。だから友達が泣いていれば、夜中でも駆けつけます。“不良”と言われたコたちって、大切な人のためなら、どこにでも捨て身でいく覚悟や熱さがありました。

 今“草食系男子”という言葉がありますけど“ま、いっか”が早いんですよね。何事にも淡泊で、悪くいえば、意気地がない。

 女もそうだけど、男はそれじゃいけないんです。周りに流されずに、大事な人ならなんとしてでも守り抜く。そんな男の背中がいいじゃないですか!」

※女性セブン2014年8月28日号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
3大会連続の五輪出場
【闘病を乗り越えてパリ五輪出場決定】池江璃花子、強くなるために決断した“母の支え”との別れ
女性セブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン