ライフ

女性銀行員 家族を大切にしている人はたくさん貯金がある

 お金を貯める上で重要なのが出費についての考え方。思わずやってしまうのが、「安売りチラシを見比べる」「お昼をコンビニ弁当で済ます」「セットメニューを頼む」など。しかしそんな出費の仕方ではお金が貯まらないと語るのは、現役女性銀行員の皆さま。彼女たちは何を見て、何を考えてお金を貯めているのだろうか。

【座談会参加者】
A子さん(30才)大手都市銀行勤務。総合職・未婚。
B美さん(33才)信用金庫勤務。一般職・既婚。
C代さん(35才)信託銀行勤務。総合職・未婚。

A子:入行して最初の給与明細をもらった時、私、“え~、この金額でみんな、どうやってやりくりしてるの!?”って思っちゃった。だって、20万円くらいじゃないですか、お給料。残業代だってほとんどないわけだし。

 でも、年の近い先輩社員がロレックスの時計を持ってたり、ブランドものの財布を持ってるから、みんな株とかFXとかやってるのかなって。

B美:そうそう。でも、投資してる人なんてほとんどいないんですよね。みんな地道に貯めてる。

C代:まあ、あんなにセコけりゃね(笑い)。歓迎会だと言われて飲みにいったのに、お金払わされたもん。その時はもちろん上司のほうが多く払ってたけど、帰り際に、“いつもはちゃんと割り勘だからね”って、しっかり釘をさされた(笑い)。

A子:割り勘は当たり前だけど、そもそも行員ってほとんど飲みにいかないですよね。先輩後輩で2人とかはあるけど、部署内で飲みにいくとかはめったにない。

B美:羽目を外して飲みすぎる人もいないし、みんな早く帰りたい人ばっかり。タクシーはもちろん、“終電も混むから嫌だ”って。みんなあっさりしてますよね。

C代:結婚してる男性行員はみんな真っ直ぐ帰って、奥さんの手料理食べてる。まぁ、それがいちばんお金が貯まるのよね。家族を大切にしてる人はみんな、たくさん貯金がある。

B美:無駄がないのよね。食事に限らず、みんなでリビングにいれば冷暖房もテレビもその部屋だけで済む。

A子:私の上司が、“家族の仲がいい家庭には、お金を貸しても大丈夫”と言っていたのは、それが理由だったんですね!

C代:そうそう。旅行だってそれぞれで行くより、一緒に行った方が安く済むし、貯金も家族で協力し合った方が、上手くいくに決まってる。

B美:旅行といえば、行員ってボーナスで海外に行く行員って多いですよね。

A子:部署にもよるけど、まとまった休みが取れますからね。使う時には一気に使う人が多い。

C代:メリハリをつけるのが上手なのよね。買い物も消耗品にはお金をかけないで、本当に自分の好きなことにだけお金を使う人がほとんどよね。

A子:そうなんです! “ロレックス先輩”はファッション以外には全然お金を使ってなくて、お昼ご飯も抜いてるくらい。

B美:(笑い)。私は洋服にこだわりがないから、私服はファストファッションかリサイクルショップ。台所回りの消耗品は全部100円ショップにしています。でもその分、家の家具や食器はアンティークのものを買ってるなあ。

A子:男性行員もインナーはセールで大人買いするけど、靴下はお客さまの家で靴を脱いだ時に安物だとちょっと、というので、いい物を履くという人がいました。

C代 男の人で靴下や財布にこだわる人は結構多いよね。小銭入れと札入れを別に持つとか…。

※女性セブン2014年9月18日号

関連キーワード

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン