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2014.09.13 15:59  週刊ポスト

未経験の30代女性増加「背景にグッズの急速進化あり」と識者

 厚生労働省の調査によると、「30歳の3割が処女」だという。“20歳を過ぎれば処女を捨てるのが当たり前”なんて思い込んでいる人にとっては驚きの数字かもしれないが、当の女性たちはそんな固定観念に縛られず、むしろその縛りから自らを解放して性と向き合っている。性教育を研究する大学教授が若者気質を解説する。

「学生たちは恋愛をコストと捉えています。恋愛のせいで大事なプライベートタイムやお金を浪費するのは無駄だというわけです。大学卒業後も、キャリアアップに忙しくてセックスどころではないようですね」

 こうした意識の男性は、近年「草食系男子」として話題になった。だが、「草食系女子」は草食系男子よりも処女であることを前向きに考えているという。

「セックスを経験しなくても、彼女たちに劣等感はない。むしろ、あっけらかんとしていますよ」

 仕事での成功こそが最優先で、セックスは二の次という女性の意見はこうだ。

「入社前から最初の10年が勝負と決めていました。恋愛する時間なんかもったいない。会社の実務はもちろん、アメリカでMBAを取得するためTOEICの勉強にも全力を注ぎました」

 彼女は証券会社勤務の33歳。処女だ。

「私の人生設計では、結婚は30代後半にと考えています。心から愛してくれて、社会人としても尊敬できる男性と初めてのセックスをしたいですね」

 男女雇用機会均等はもはや常識。働く女性の活躍を認めようとする社会環境が「30代処女」の人生をバックアップしているようだ。

 前出の厚労省調査によれば、30代前半の女性で「交際している異性はいない」が53.4%にものぼっている。注目すべきは、そのうち「交際を望んでいない」が21.3%もあったこと。セックスに関するアドバイスを与える「恋人・夫婦仲相談所」の二松まゆみ代表はいう。

「女性の30代は結婚や出産を契機に、どんどん性欲が高まっていく時期。30代で初体験して、セックスの魅力に目覚めるケースも多いと思います」

 だが、三谷京子さん(仮名・32歳・小学教諭)は、「処女でも性的快感は知っているし、それを満たす方法がある」といい、自らが処女であることを「性的にまったくハンディじゃない」と断言した。二松氏も彼女の意見に同意する。

「この10年で女性向けアダルトグッズは急速に進化しました。バイブやローター、アロマオイルなどがあれば安心して性的欲求を満たすことができます」

 30代処女の台頭は、女性がセックス面でも従来の呪縛にとらわれず、より自由に大胆に行動していく時代の到来を告げているようだ。

※週刊ポスト2014年9月12日号

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