ビジネス

CA制服愛好家が登場時に「最後部座席」を狙う理由を解説する

 CA(キャビン・アテンダント)の制服愛好家は、フライト中にどこに注目しているのか。芸能界きっての航空フリーク、ミュージシャンのパラダイス山元氏はこう語る。

「CAのスカーフ、襟元は必ず注目しています。カラーや巻き方のアレンジに個性が表れますからね」

 スカーフの巻き方には、CAのキャリアを示す暗黙のルールがあるとされ、<オーソドックスな「リボン巻き」は新人だから声をかけやすい><首の横でゴージャスなフリルを作った「カーネーション巻き」は中堅以上の遊び慣れしたCAで口説こうにも手強い>といった定説があった。

「JALでは8代目制服(1996~2004年)から巻き方は自由になりました。バラの花の形にしたり少し長く垂らしたり、各自が個性を出しています」(元JALチーフパーサーの田中元一氏)

 一方、話題となったミニスカ制服は意外なことに評価が低い。

「真の愛好家は、凛としたCAがふと見せる“隙”に魅力を感じます。身だしなみを整えているのに、ストッキングが伝線していたりすると、気分が高揚するのです」(山元氏)

 最近は「最後部座席」を狙う愛好家が多いようだ。

 元大手航空会社社員で、現在はCA情報サイト「CAファン」を運営する高野誠さん(仮名)が解説する。

「着陸後、すべての乗客が降機するまでに7~8分あります。その間、制服姿のCAをじっくり眺め、会話して過ごすことができます。『お見合い席』だと周囲の目があってなかなか話まではできませんが、人がまばらな最後部ならそれも可能です」

 愛好家は制服鑑賞でフライトをとことん楽しんでいる。

※週刊ポスト2014年10月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン