ここ数年、独身世帯の増加などを背景に女性のひとり飯が増えている。
18才で宮崎県から上京した漫画家の日高トラ子さん(38才)は、女ひとり飯歴20年! その体験を生かしたエッセイコミック『東京おんな一人飯』(角川書店刊)を出版した彼女は、ひとり飯初心者にランチをすすめる。
「ランチのほうがひとり飯のハードルは低い。会社員は休憩時間が決まっていますから、急いで食べることに夢中なんです。相席に誰が座ろうが気にしません。また、ランチで気に入った店があれば、夜に行ってみたらいいと思います。一度お店に行っているから、初めてのお店より安心して入れると思います」(日高さん、以下「」内同)
そこで、日高さんがランチひとり飯を充実させる7か条を紹介。
●あえてサラリーマンであふれるお店を選ぶ
「ランチのお店選びは、混み具合で一目瞭然です。サラリーマンが吸い込まれるように入っていく店は、たいていおいしい」
●おいしさのバロメーターは手書きメニューにあり
「ランチメニューには日替わりがあります。毎日、これを黒板やホワイトボードに手書きで書いている店は、料理にこだわりを持っている。旬な食材を選ぶなど工夫をしていることもあります」
●注文は席に着く前に決めておく
「初めて行く店だから、メニューを見るのも初めて。混雑のランチタイムでメニューで注文を迷ってしまうと、他のお客さんに迷惑をかけてしまいます。ランチ時は店外に看板があることが多いから、それを参考にして入店前に注文を決めておきましょう」
●待っている間は夜のメニューをチェック
「テーブル席やカウンター席どちらでもたいてい夜用のメニューを置いています。値段や品目がわかり、夜に行く際の参考になります」
●ティッシュやハンカチは必ず持参
「おしぼりやナプキンがない場合があります。必ず持参してください」
●トイレはあらかじめ行っておく
「ランチ時、店内のトイレは混んでいるから、事前に駅のトイレなどに行っておいてください」
●夜のデビューは女性客の多い店を選ぶ
いざ夜のひとり飯デビュー。ランチと違って女性客の多い店を選びたい。
「男性ばかりのお店だと、ひとり浮いてしまって、初めの一歩で躓いてしまうかもしれません。夜のひとり飯は女性客の多い店から始めて、徐々にハードルを上げていきましょう」
以上の7か条を守ってひとり飯に挑戦してみよう。
※女性セブン2014年11月13日号