芸能

藤井フミヤ チェッカーズのメンバーと寮生活した思い出語る

 今年でデビュー31周年となる藤井フミヤが、10月31日、東京・中野サンプラザで『30th Anniversary Tour Vol.2 TRUE LOVE』公演を行なった。昨年のデビュー30周年ツアーでは、チェッカーズ時代のナンバーを中心に持ってきたが、今年のツアーでは主にソロデビュー以降の『TRUE LOVE』『女神(エロス)』『エンジェル』『タイムマシーン』『Another Orion』などシングル曲を次から次へと繰り出し、ファンを熱狂させた。

 MCでは、「中野はライブでくらいしかきたことないですね。ブロードウェイとか行ってみたいんだけど、これからも多分こんな感じだと思います(笑)」と話した。

 福岡・久留米からフミヤがチェッカーズのメンバーとともに上京してきたのは、1983年のこと。あれから30年以上の月日が流れたが、「田舎者なんでね。渋谷、原宿、六本木に行くんですよ。田舎者ものの証明です(笑)」と自身の行動パターンを分析した。

 だが、そう話した直後、かつての記憶が甦った。

「あ、高円寺に住んでたことあったわ。チェッカーズのメンバーと」

 デビュー直後の1984年頃、中野の隣駅である高円寺の事務所の寮に7人で住んでいたというのである。

「ファンの子に泥棒に入られた。泥棒というか、いろんな名前を(部屋に)書かれた(笑)」

 当時のチェッカーズは、小中高生の女子から絶大な人気を誇ったスーパーアイドルグループ。彼らがそこに住んでいるとの情報はすぐさま近隣に広がり、多くのファンが押し寄せていたようだ。

 ライブのこの日はハロウィンだったということもあり、アンコールではフミヤとバックバンドがミイラの格好で登場。『TRUE LOVE』ならぬ『HORROR LOVE』の前奏を、おどろおどろしい音で演奏し終えると、フミヤが低い声で、ステージ上にいるメンバーを数え始めた。

「1、2、3、4、5、6……1人足りない……1人足りないじゃないか」

 すると、ステージ脇からサックスを持った弟・藤井尚之がミイラの格好でヨロけながら登場。会場の熱狂が冷めやらぬうちに、チェッカーズ時代のナンバー『NANA』が始まり、ファンのボルテージはさらに上がった。

 その後も、『REVOLUTION 2007』『HEART IS GUN ~ピストルを手に入れた夜~』『おまえが嫌いだ』と立て続けにチェッカーズ時代の曲を披露。狂喜乱舞したファンの踊りで、会場は文字通り揺れていた。

 3時間近いライブを終え、舞台を後にするフミヤが 「武道館で待ってるぜ!」と叫ぶと、ファンは「はーい」と少女時代に戻ったかのような素直な返事をし、12月31日のカウントダウンライブでの再会を誓い合った。

関連記事

トピックス

“スーパーサラリーマン清水”と“牛飼”の関係とは──。
成金トクリュウ“牛飼” 斎藤大器容疑者(33)と“スーパーサラリーマン清水” 清水謙行容疑者(49)の“意外な繋がり”「牛飼に近い人物が関西に“点検商法”を持ち込んだ」
NEWSポストセブン
破局していたことがわかった広瀬(時事通信フォト)
《女優・広瀬すずと交際相手が破局》金色ペアリング熱愛報道も…昨年末に「薬指のリング」は“もうつけない”の異変
NEWSポストセブン
「スーパーサラリーマン」を自称していた清水謙行容疑者(49)(知人提供)
【被害額100億円以上】スーパーサラリーマン清水は“悪質点検商法のパイオニア”だった「上半身に和彫り、まるでヤクザの集会…」「高級時計、札束で大バズり」
NEWSポストセブン
春の園遊会では別の道を歩かれる雅子さまと紀子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA) 
春の園遊会が60年ぶりの大改革 両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまが3組に分かれ“皇族方の渋滞”を解消、“じっくりご歓談”“待ち時間短縮”の一石二鳥 
女性セブン
ライオンの子保育園の創業者である末広尚希氏(左・Xより、保育園の写真はイメージです)
“保育革命家”イケメン理事長が運営する保育園で補助金不正受給1億2900万円、過去にはロックバンドでメジャーデビュー 「メディア受けすることへの嗅覚がある」との指摘も
NEWSポストセブン
1月のOB会総会で厳しい現状を語った桑田OB会長(PL学園のグラウンド/産経新聞社提供)
PL学園「野球部復活」はおろか「2025年度の受験者は過去最低の2人…」桑田真澄OB会長も「生徒を増やす方法がない」【大阪・授業料無償化のなかでの惨状】
NEWSポストセブン
広岡達朗氏は古巣・巨人への“辛口見解”も
【2025年プロ野球順位予想】広岡達朗氏、古巣・巨人は「大補強と言うほど戦力アップになっていない」と辛口見解 優勝は「阪神が1位と予想せざるを得ないな」
週刊ポスト
三重県津市議会の青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検された(左・Facebookより)
三重県津市議会の“禁断の話題” 公明党・青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検、 調査委員会設置は棄権多数で否決
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(時事通信フォト、写真は東京都港区の店舗)
【ネズミ混入味噌汁・被害者とのやり取り判明】すき家は「電話を受けた担当者からお詫び申し上げました」 本社も把握していたのに2ヶ月公表しなかった謎
NEWSポストセブン
水原の収監後の生活はどうなるのか(AFLO、右は収監予定のターミナル・アイランド連邦矯正施設のHPより)
《水原一平被告の収監まで秒読み》移送予定刑務所は「深刻な老朽化」、セキュリティレベルは“下から2番目”「人種ごとにボスがいて…」 “良い子”にしていれば刑期短縮も
NEWSポストセブン
眞子さんの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室眞子さんの“ゆったりすぎるコート”に「マタニティコーデ」を指摘する声も…皇室ジャーナリスト「ご懐妊でも公表しない可能性」
NEWSポストセブン
これまで多くの新海誠監督作品に携わってきた友澤さん。映画ドラえもんには初参加となる
「ドラえもん愛」が結実!『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』美術監督が明かす「ドラえもんらしい背景」と「愛情たっぷりの名場面」
NEWSポストセブン