本誌のオリジナルスタンプを作成するため、女性セブンスタンプ班(JSSH)は作戦会議を行い、ターゲットを子育て世代にすると決定した。では、実際にママさんたちは、どんなスタンプを欲しているのか!? 今回は、LINEユーザーの主婦たちに、欲しいスタンプをリサーチすることに。
まずは、3才の女の子と生後8か月の男の子がいる愛知県在住のSさん(主婦・33才)に聞いた。
「育児に悩んだときや失敗したとき、先輩ママ友にLINEで相談しています。ただ、彼女たちは学生時代の友達とは違うので、“相談にのって”というような砕けた言葉より、“相談にのってもらえますか?”のような、丁寧な言葉のほうが使いやすい。そういうのがあるといいのですが」(Sさん)
京都府在住のMさん(自営業・50才)は、大学生の娘とのやりとりをLINEで行うと言う。
「娘は学校帰りにスーパーによって夕食の材料を買ってきてくれるんですが、“にんじん必要?”とか“お肉は何グラムいる?”とLINEで聞いてきます。そんなとき便利なスタンプがあると、楽しいのかもしれませんね」(Mさん)
神奈川県在住のNさん(主婦・49才)はシンプルなものがいいと言う。
「高校生の娘は、スタンプだけで友達同士の会話を成立させているみたいです。私はどうやってスタンプを選んでいいかわからない。メッセージがついたスタンプもいいのですが、ハートだけとかにっこり笑っているだけとか、絵文字感覚で使えるものが多いと、楽。文字が入りすぎるのも、また、探すのが面倒なんです」(Nさん)
ママ友や家族のほか、共通の趣味を持った仲間と使いたいと言うのは北海道在住のHさん(主婦・44才)。
「私は食べ歩きが大好きで、いいお店を見つけたとき、グルメ仲間に“いい店発見”とLINEで情報を送ります。その時、“今度、行こうよ”“いつにする?”など、約束をする場合に使えるものがあると便利ですね。キャラは食べ物を擬人化したものもいいかも」(Hさん)
埼玉県在住のUさん(主婦・30才)は、夫婦仲を円満にするスタンプがあれば便利と提案する。
「夫婦間はフランクなもののほうが、コミュニケーションが円滑になると思います。夫は仕事帰りに同僚と飲んでくることが多いんですが、そんなとき、“また飲み会?”だと、冷たく怒っているような気がするんです。でも、かわいい動物キャラのスタンプが付いていれば、本気で怒っていないこともわかるし、夫へ気持ちも伝えられる。本気で怒っているときはスタンプなんて送りませんからね(笑い)。家庭円満になるようなスタンプがあれば買いますよ」(Uさん)
欲しいスタンプは十人十色。だが、やはり、それぞれの家族とママ友同士では使い分けているようだ。必要なシチュエーションが見えてきたところで、次はキャラ開発に乗り出さねば…。
※女性セブン2014年12月11日号