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2015.02.23 15:59  週刊ポスト

女性の社会進出がAV業界でも進行中 女性監督が続々と登場

 近年、イケメン男優の活躍によってAVの一ジャンルとして確立された女性向け作品では、監督やカメラ、照明、ヘアメークなどの撮影スタッフを女性だけで固める場合がほとんどだ。だが、SMモノの作品で知られるAV監督の青山夏樹氏(44)の作品はあくまで男性向けAV。彼女以外にも女性監督が続々と誕生し、監督としての手腕は高く評価されている。

「女性の社会進出はAV業界でも進んでいます。業界で働く女性の数が増えているだけでなく、制作の中心である監督として活躍する人が増えている」(AVライター・文月みほ氏)

 青山監督の場合は、緊縛師でAV監督でもある乱田舞氏への弟子入りがAV業界に飛び込むきっかけだった。

「もともと私はSMの女王様を仕事にしていたのですが、乱田さんに師事したことで撮影アシスタントとして働くようになりました。そのうち、自分でも作品を手がけるようになったんです」

 2002年に手がけた最初の作品は、M気質の男性のためのものだった。

「ところがメーカーから『ヌケるシーンが足りない』と突き返されてしまったんです」

 その作品は自腹で追加撮影を行なった。その後、メーカーの指示通りにつくっていたら自分の撮りたい世界が撮れなくなると思い、自分の嗜好を反映させたオリジナルレーベルを立ち上げた。

「現在では監督業の楽しさに目覚め、他メーカーからの仕事も受けています。どの作品にも自分の好きなSM要素を必ず入れますけどね(笑い)」

 爽やかな出で立ちが印象的な安藤ボン監督(40)も、緊縛師との出会いを機にAV監督を志した女性監督の一人だ。

「子供の頃から『吉原炎上』やヤクザ映画など、1970~80年代の邦画が大好きで、映像業界での仕事にずっと憧れていました」

 そんな時に出会ったのが緊縛師の雪村春樹氏だった。

「雪村さんがつくる映像が、芸術的でもあり、文学的でもあり、哲学的でもあったんです。セックスそのものを描いているわけではないのにエロティックで、すっかり圧倒されてしまいました」

 その世界観の虜になった安藤監督は「明日から働きに来ます」と宣言し、雪村氏の制作会社に入社した。

「それまでSMにはまったく興味がなかったのですが、一気にハマっていきました」

 監督デビューは2006年。プライベートのSM体験は監督になってからだという。現在はSMに限らず、レズものも得意ジャンルになっている。

※週刊ポスト2015年3月6日号

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