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2015.02.28 15:59  週刊ポスト

女性AV監督 女性だからこその作品作りへのこだわりを語る

 アダルトビデオをいえば言わずもがなの男性社会かと思いきや、昨今、女性の進出が活発になっている。しかし活躍する女性が増えたとはいえ、まだまだAV監督は男の仕事というイメージが強い。現在、監督として腕をふるう女性監督たちも、軒並み「女にエロが撮れるはずがない」「ヌケる作品にならない」という批判を耳にしたことがあるという。

 ところが彼女たちは、女だからこそ男たちを気持ちよくさせるイヤラシイ作品をつくることができると考えている。SMモノに定評がある青山夏樹監督(44)が語る。

「型にはまった堅苦しいSMを押しつけてはダメ。大事なのは気持ちいいこと、エロいことです。私は女性が本当に感じている姿を、過度な演出を加えずに撮影しています。だから、編集中に興奮してオナニーすることもあるくらいです。その興奮は男性にも伝わると信じています。男女が分かち合えるSMの快感を伝えられればいい」

 映像美に惹かれてこの世界に入った安藤ボン監督(40)は「一瞬のカットにも手を抜きません」と胸を張る。

「私が手がけるのはドラマ作品が多いですが、女性をいかに美しく見せるかにこだわっています。そのビジュアル面と、物語性との融合が重要なんです。作品の中の女性は、男性がイメージする女性ではなくていいと思っています。それが、男女に共通のエロティシズムにつながるからです」

 そうした感性のきめ細やかさのほかにも、女性ならではのメリットがある。それは女優と同じ性であることだ。ハルナ監督(37)はいう。

「私はかなりはっきりと細かく指示を出すので、女優さんからは『口うるさいババア』と思われているでしょうね(笑い)。でも、たとえば消極的な女優さんには『もっと気持ちよくさせてあげようよ。そうすれば、みんなもあなたも幸せになれるよ』と同じ目線で話ができるのは女同士ならではだと思っています」

※週刊ポスト2015年3月6日号

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