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肉じゃがはアレを作ろうとして誕生!? 日本で独自発展した「和製洋食」の数々

2015.03.28 10:00

ハンバーグやエビフライ、シチューなど、「洋食」と呼ばれる海外生まれの食べ物は、老若男女問わず日本でも

ハンバーグやエビフライ、シチューなど、「洋食」と呼ばれる海外生まれの食べ物は、老若男女問わず日本でも広く愛されています。そんななか、料理のルーツ自体は海外であるものの、日本で独自の発展を遂げた「和製洋食」ともいうべき“意外な”食べ物があることをご存知でしょうか?

今回は、そんな「和製洋食」たちを紹介します。

■とんかつ

カツ丼やカツカレーなど、単品以外でも親しまれている料理「とんかつ」。こちらは、ルーツこそ海外であれ、日本独自の発展を遂げた「和製洋食」なのです。

とんかつは、フランスの「コートレット(cotelette)」という仔牛の肉を薄く切ったものにパン粉を付けてフライパンで焼いた料理が元となっています。

コートレットは、やがて明治時代に「カツレツ」として日本に紹介されます。そして明治32年、東京・銀座にある「煉瓦亭」が豚肉を使ったコートレットを「ポークカツレツ」として提供したのが、現在のとんかつの元祖と言われています。

コートレット自体はフライパンで焼き上げますが、この頃に油の中に沈めて揚げる独自の調理法になったのです。ちなみに、千切りキャベツを添えたり、ソースをかけるようになったのも、こちらの煉瓦亭が元祖とされています。

 

■クリームシチュー

シチュー自体は様々な国の料理で見かけますが、「クリームシチュー」は日本が生んだ和製洋食です。海外のシチューでも牛乳を用いた白いシチューはあるのですが、“とろみ”がついたアレは、実は日本で生まれたのです。

戦後、学校給食で提供するシチューに「より栄養がつくように」と脱脂粉乳が使われ、それが「白いシチュー」として広まりました。そして、白いシチューを食べて育った「ハウス食品」のある開発担当者が、「給食で食べた白いシチューを作りたい」と開発に着手。「ごはんのおかずになるように」と“とろみ”をつけた固形ルゥタイプの「ハウス クリームシチュー」として1966年に発売されます。

それがヒット商品となり、「クリームシチュー」という言葉と料理が広まりました。日本のクリームシチューは、ハウス食品が生んだ和製洋食なのです。

 

■肉じゃが

手料理の代表として挙げられることの多い代表的和食「肉じゃが」ですが、実はこれも…。

日露戦争で連合艦隊の司令長官として活躍した東郷平八郎。彼は、かつて食べた「ビーフシチュー」を食べたいと思い、海上で軍艦の料理長に作らせようとしました。ところが、その料理長自体がビーフシチューを知らず、「こんな料理」と説明されたものから想像して限られた材料から作ったのが「肉じゃが」と言われています。

「赤茶色の汁で、肉とじゃがいもなどが煮込んである…」確かに、肉じゃがとシチューの具材はほぼ同じですよね。あくまで説のひとつですが、和食として認知されているものの、実は洋食のシチューとして作られたのが始まりだったのかもしれません。

インターネットが普及した現代では、料理のレシピは調べれば簡単に見つかりますが、情報が少ないこの時代だからこそ、オリジナリティあふれる“日本の肉じゃが”が産まれた。そう考えれば、料理の無限の可能性を感じずにはいられませんね。

(文/しらべぇ編集部・常時系)

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