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2015.05.06 16:00  週刊ポスト

勝野洋 いつ剣の仕事来てもいいように木刀を毎日振っている

 役者デビューからしばらくドラマで現代の好青年を演じ人気を集めた勝野洋だが、『風の隼人』への出演から時代劇にも活躍の場を広げ、今ではアクションも殺陣も本格的に演じられる俳優として知られている。殺陣を教わった東映京都撮影所での思い出について勝野が語った言葉を、映画史・時代劇研究家の春日太一氏の連載『役者は言葉でできている』からお届けする。

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 1970年代に『太陽にほえろ!』『俺たちの朝』といった人気テレビドラマに相次いで出演して人気俳優となった勝野洋は1980年代初頭、テレビシリーズ『柳生あばれ旅』や映画『燃える勇者』に出演。千葉真一率いるJAC勢と激しいアクションを繰り広げている。

「千葉さん、真田広之さんと『柳生あばれ旅』をやった時は半年間、妻と子供を連れて京都に引っ越していました。

 東映京都撮影所には菅原俊夫さんという殺陣師の方がおられるんですが、この人にビッチリ教えられました。菅原さん、監督がOKを出しても『あかん』と言うんですよ。それで長い殺陣を付けてくる。『どのくらいできるか見てやろうか』って言って。僕は立ち回りが好きだから、長いほど嬉しかった。そういう立ち回りの撮影が毎日ありましたから、実戦の中で覚えて、槍も使えるようになりましたね。

 JACの連中とやる時は同じことをさせられました。ワンカットで屋根の上からカメラの前に飛び降りて着地する……とかも千葉さん、真田さんと三人でやりました。スタントなしです。やりたかったんで、やっちゃいました。『燃える勇者』で大井川鉄道の車両の上で立ち回りをやりながらトンネルに入る時は、さすがに怖かったですが」

 今もスペシャル版で新作が作られている中村吉右衛門主演『鬼平犯科帳』では、連続ドラマ時代の第三シリーズから出演。勝野の演じる同心・酒井は吉右衛門扮する長谷川平蔵の側近であり、終盤になるといつも切れ味の鋭い立ち回りを見せている。

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