国内

坂本一生氏 勤務していた便利屋のNHK番組でのやらせを告発

 NHK籾井勝人・会長の数々の問題発言や私的ゴルフのハイヤー代請求などへの批判が相次ぐ中、昨年5月14日に放送された『クローズアップ現代』の「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」のやらせ疑惑についてNHKの調査委員会は、「事実の捏造につながる『やらせ』はないが『過剰な演出』や『視聴者に誤解を与える編集』が行なわれていた」と最終報告を発表したばかりだ。

 その衝撃冷めやらぬ中、別のドキュメンタリー番組でも「やらせ行為」があったと告発の声が上がった。

 声を上げたのは、タレントの坂本一生氏(44)だ。1993年、加勢大周(45)と所属事務所の芸名所有権をめぐるトラブルから「新加勢大周」としてデビューしたことで知られる。

 その後、プロレスラー、スポーツジムインストラクター、飲食店店長などを経験、キャリアの転機となったのは2011年の「便利屋!お助け本舗」(以下、「お助け本舗」)の取締役就任だった。

 坂本氏の取締役就任後に全国210店舗を持つまでに急成長。それ以降「あの人は今」などの企画でたびたびメディアに登場し、「やりがいのある仕事です!」などと事業の順調さをアピールした。しかし坂本氏は今年3月で「お助け本舗」を去っていた。

 坂本氏の「やらせ告白」は衝撃的な内容に及ぶ。お助け本舗はNHKの番組内でやらせを行なっていたというのだ。
 
 番組は『ドキュメント72時間』(毎週金曜・夜10時55分~)。話題の企業などに3日間密着取材するドキュメンタリーだ。お助け本舗は、今年2月13日放送の「便利屋、都会を走る」で取り上げられた。
 
 番組によれば、撮影は昨年の12月5~8日にかけての72時間。忙しい男性の代わりに結婚記念日のケーキを購入したり、赤坂のクラブオーナーの依頼で開店前の店を掃除するシーンが続々と紹介された。「人のつながりが希薄な現代で便利屋の存在が大きくなっている」とのナレーションもあったが、坂本氏は「多くがやらせだった」と断言する。
 
「僕は出演していませんが、放送を見て心底驚いた。舞台になっていた“依頼者の家”は、私が何度も訪れた『お助け本舗』社長の奥さんの実家です」

 坂本氏が指摘した場面は番組内の「大型マッサージチェア」に関する依頼だ。依頼主は元公務員の61歳の女性で、定年祝いに娘たちからプレゼントされたマッサージチェアを、自宅の2階まで運び込みたいという相談だった。坂本氏は、その女性の顔を見て苦笑した。

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン