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2015.05.29 15:59 週刊ポスト
素人モノやナンパモノ動画 北海道や福岡の現地調達撮影多い
アダルトビデオ(AV)といえば、有名女優がプロとしてカメラの前でセックスを演じるものがほとんどだが、そうした常識を打ち破る作品がエロ動画サイトを席巻している。最近、以前にも増してインターネットで動画配信される「素人モノAV」がエロ動画愛好者の間で評判になっているのだ。
素人モノが隆盛を迎えている背景には、AVがメーカー側の事情もある。「シロウトTV」を配信するメディアグローバルステージの広報担当者が明かす。
「AV業界は飽和状態。差別化したオリジナルコンテンツを持てるかどうかが生き残りのカギです。それが素人美女の撮り下ろし映像なんです」
制作費用の安さが後押しする。「メーカー専属の単体女優のギャラは1本150万円程度だが、ネット配信の素人の場合は1本10万円以下が相場」(AV業界関係者)という。
さらに出演する女性にとってはネット配信だからこその気安さが背中を押すのだという。
「DVDだと中身の撮影に加えてパッケージ撮影などもあるので拘束時間は長い。ネット配信ならそういった煩わしさはなく、しかも撮影時間は2時間程度で台本もない。だからバイト感覚で出る女の子は多い。
今は素人モノに出る女の子の7割が応募です。小遣い欲しさで応募してくる子はあとを絶たない。制作側はその中から美女だけを厳選できるので質が高いのは当然。ハメ撮り技術やカメラの画質向上も女性を美しく見せるのに一役買っています」(AVライターの尾谷幸憲氏)
そうした素人モノに出演する女性には地方出身者が多いという。
「素人モノやナンパモノのエロ動画は北海道や福岡で現地調達して撮影されることが多い。地方の繁華街で不景気で仕事にあぶれた子たちが狙い目だったりする」(AV業界関係者)
※週刊ポスト2015年6月5日号
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