国際情報

中国の衝撃的な犬食事情 「毎年1000万匹を消費」との報道も

 食文化を語ることには一定の難しさが常にあるものだが、何とも言葉にし辛い数字が出た。中国の情勢に詳しい拓殖大学教授の富坂聡氏が指摘する。

 * * *
 2015年6月18日、中国で最大発行部数を誇る『参考消息』が中国の“犬食事情”を衝撃的な写真とともに報じた。

 記事のタイトルは〈中国国内で毎年消費される食肉用の犬は1000万匹に達する〉である。

 同紙は海外メディアが報じた内容を翻訳して記事を掲載するのが基本のスタイルだが、これは独自のレポートである。きっかけは非営利団体のアジア動物基金会(以下、基金会)が問題を告発したことだ。

 基金会は大型の犬牧場があるとの噂を聞きつけて中国国内の8省、15市・自治州を自らの足で実地調査したという。その結果、いわれているような施設はなかったものの、比較的大型の施設があったのは山東省済寧市嘉祥県だった。

 また基金会は中国には祭祀の一つの形として伝統的に犬肉を食する民族や地域があるとして、その代表例に6月21日の広西チワン自治区の玉林狗肉祭りを挙げている。

 衝撃的なのはタイトルにもある数字だ。不完全な統計としながらも、年間1000万匹が殺されているという。「食は文化」とはいうものの、やはり聞いていてあまり気持ちの良いものではない。

関連キーワード

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン