人間の深層心理が出てしまう「寝言」。むにゃむにゃレベルならいいが、はっきりした寝言を発せられると周りの人間もなんだか心配になってしまうもの。埼玉県に住む女性Tさん(51才)はデパート勤務の夫(55才)とフリーターの長女との3人暮らし。この夫の寝言がかなりすごいという。
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デパートに勤めているせいか、夫の寝言がハンパじゃないんだわ。それも「むにゃむにゃ」じゃなくて、はっきりした言葉をしっかりと発言するの。
ほとんどが謝罪系で「あいすみません」から始まって、「それはもう、申し訳ございません。はいっ、てまえどもの不手際でございまして。はいっ、おっしゃる通りでごさいます。はいっ、ご迷惑をおかけいたしました」と。
それを聞くたび、会社でつらい思いをしているんだなと同情していたんだけど、この間は今まで聞いたことない寝言を言ったんだわ。
「やめろよ~。妻にバレたら大変なことになるぞ~。ダメ、ダメ。そんな甘い誘惑にはのりませんって」て。思わず起き上がって顔を見たら、ニヤニヤしたり「いひひ、いひひ」って気持ち悪い笑い方までして。
こいつ、どんな夢見てるのよって腹が立って腕をペシンとひっぱたいたわよ。そしたら「だから姉さん、プリンはダメなんだって」と。
糖尿の気がある夫は、私に隠れて義姉の家でプリンを食べる夢を見てたの。
こうなると、かわいそうというより、情けないわ!
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号