「時間や費用を心配せずに旅行が楽しめる」「子供やペットを連れてのお出かけに最適」「災害の際にはシェルターになる」…と、人気上昇中のキャンピングカー。なかでも、軽自動車を改造した手ごろな価格の「軽キャンパー」はまさに動く“小さな家”。そんなキャンピングカーを買い換える人が増えている。
果たしてキャンピングカーがあると生活はどう変わるのか。「無理してでも買うべき」と語るキャンピングカー歴2年のクリーニング店経営・丸本勝広さん(52才)に聞きました。
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今乗っているのは軽キャンパーですが、キャンピングカーはこれで3台目です。軽キャンパーは、買い物や送迎など街乗りでも使える気軽さと、小回りのきくサイズ感がいいですね。断熱性に優れていて、車中泊でも暑さ・寒さの心配がない。どんなに散らかしても、体を伸ばして眠れる居住空間は何よりのメリットです。
ぼくはその土地のグルメを楽しみによくひとり旅をするんですが、キャンピングカーに乗り始めた最初の頃なんて、なかなか目的地にたどり着けず、空腹に負けてコンビニのサンドイッチ食べちゃって後悔したり、寝心地のいいクルマを手に入れたのに、わくわくして寝付けなかったこともあります。でも、全部自分で決める旅だから、失敗もいい思い出になるんですよ。
一生忘れられない美しい夕日も見ましたが、やはり一番の収穫は、オートキャンプ場や道の駅などで仲良くなった「仲間」ですね。ぼくは人見知りな性格なんですが、今じゃ「えっ、誰のこと?」って感じです(笑い)。「定年退職したら買おう」と考えているなら、今すぐ、無理してでも買ってごらんなさいって言いたい。人生の幅が広がりますから。
※女性セブン2015年8月13日号