相方との息もピッタリ福田薫


益子:(漫才風に)かんぴょうは栄養成分とか繊維質が多いので、女性におすすめです。ぼくも食べてるから、便通はすごくいいですよ。今ちょっと、ぼく出てますよ。

福田:汚ねえな、そこまでゆるくならないだろ!

益子:今、ゼロ食品、糖質ゼロとかカロリーゼロとか多いですよね。かんぴょうはね、ビタミンCゼロなんですよ。

福田:そこを推すなよ!

益子:…という漫才を、4、5分やったりしているんですけど。

福田:かんぴょう団体の会長さんみたいな人からメールもらったよね。広めてくれてありがとうって。

益子:“かんぴょう祭り”にも呼んでもらいました。

福田:かんぴょうのつかみ取りがあるんですって。なにが面白いんだっていう(笑い)。

――博多華丸・大吉さんは、博多のお店に詳しいですが、お2人は?

益子:栃木の店、聞かれますね。有名なところは知っているんですけど、ぼくらは18才で東京に出てきちゃったので、行きつけの店はないんです。山のほうで育ったので、周りに店がないんですよ。行きつけとか、思い出の場所とかないので、聞かれると困りますね。

――聞かれたら、どう答えるんですか?

福田:出てきてから、『とちぎ発!旅好き!』(とちぎテレビ)って旅番組で、県内を色々と行かせてもらえるようになったんです。その知識で紹介しています(笑い)。

益子:もう10年くらいやらせてもらっているので、それで宇都宮によく行く餃子屋さんとかができたんですけど、それは大人になってからです。まだ、残念ながら栃木に関する情報は把握しきれていません。

福田:栃木に旅行に行った人が、「あそこ行って来たよ」と報告してくれるんですけど、ぼくらが知らないと、びっくりされるんです。100%何でも知っていると思われているんですよね。その気持ちに応えられない時は、すみませんって謝るしかないですね。

【U字工事】
栃木県立高校の同級生だった、福田薫と益子卓郎の2人により、大学卒業後の2000年に正式にコンビ結成。栃木弁を駆使した癒し系ほのぼの漫才を武器に一躍ブレイク。2010年、2015年に、国立劇場花形演芸大賞金賞受賞。『とちぎ発旅好き』(とちぎテレビ)レギュラー出演中。

撮影■林紘輝

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