大島:プライベートで芝居のことなどを考えるのが苦手なんです。作品に入るとずーっと考えてしまうので、プライベートでも本読みしたりしたら疲れちゃう。なので、私はなるべくプライベートの時間は、仕事のスイッチは切るようにしています。それが、ずっと仕事を好きいられる秘訣かな、と思います。
――撮影中はずっと役になりきるタイプですか?
大島:ずっと役に入っていると思います。だから終わるとすごく虚脱感というか、魂が抜けちゃった感じになります。同じ時期に何役もやっている方はスゴいと思います。スーパー役者ですよ。
――AKB48を卒業して1年。その頃に抱いていた、ご自身のなりたい姿に今、どのくらい近づけていますか?
大島:当時、将来の自分の姿をあまりイメージしていませんでした(笑い)。もっと、何もしていないと思っていました。もうちょっとスローペースで仕事が進んでいくと思っていたんです。『ロマンス』は卒業後、初めての芝居のお仕事でした。卒業後初で主演映画を撮っていただく、しかも、タナダさんが監督というのは、すごく良いスタートを切れたなと思っています。
その後に、ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(TBS系)をやらせていただいたり、映画『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞をいただけるなんて思っていませんでしたし…。あっという間の1年でした。
――AKB元メンバーで女優になった前田敦子さんとかとお芝居の話とかするんですか?