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シニア夫婦が駆けつけるマッサージ 「性楽擦法」の施術とは

 全国からシニア夫婦が駆けつける人気の性感開発マッサージ師は、女性の羞恥心を上手に刺激しながら、忘れかけていた絶頂を取り戻す施術をしている。

 全裸でベッドに横たわり、サングラスの男性のマッサージを受ける40代前半の女性。傍らにいる男性は彼女の夫だ。夫にすべてを見られている恥じらいがますます興奮を高めるのか、妻は快感に体をのけぞらせながら激しく喘ぎ続ける……。

 この施術を行なっているのは性セラピストの回氣堂玄斎氏。鍼灸・マッサージ師としての技術と経験に中国古来の「房中術」を組み合わせ、独自の女性向けマッサージ「性楽擦法」(せいらくさっぽう)を完成させたという。

「房とは寝室の意味で、房中とは性行為を指します。性行為による快感にとどまらず、セックスによる健康と長寿を追求しているのが房中術の特徴で、そこに私独自のマッサージを組み合わせました」(玄斎氏)

 これまで30年以上にわたり、実に1万人以上の女性たちに施術してきたという。

「施術の対象は、下は30代後半から上は90代まで。多いのは、40代半ばから60代初めの方々です。

 女性ホルモンが減っていき、閉経することで、“自分は女性としても終わるんだ”と、気持ちが枯れてしまう。そんな女性たちに性的な快感を与えることによって、大切な性を再発見していくための方法が性楽擦法。

 ほとんどすべてが手技で、もちろん本番行為などはありません。施術を受けに来るのは夫婦が4割、あとの6割が単身女性です」(玄斎氏)

 夫が妻を女性として見られない、あるいは妻が夫を男性として見られないマンネリ夫婦にこの性楽擦法は効果抜群だという。

「施術では夫の目の前で徹底的に妻を悦ばせる。だから夫に見せびらかすように徹底的に嫌みったらしく悦ばせ、わざと性器が夫から丸見えになるようにもします。旦那がヤキモチを焼いて僕を突き飛ばして妻にまたがってしまったこともあります。しかも興奮しているから、なかなか終わらない(笑い)」(玄斎氏)

 さらに施術では、羞恥心を利用することでより興奮が高まるという。

「高層ホテルの大きな窓を利用し、裸が外から見えるような状態で施術します。『ほ~ら、誰かが見てるよ』と煽ると、女性はすごい喘ぎ声を上げるんです」(玄斎氏)

 一見、AVの羞恥プレイのようだが、この施術を受けに来るのは、決して“特殊な性癖の持ち主”ではない。

「学校の先生や警察官などお堅い職業の人もたくさん来ています。奥さんが旦那さんにしぶしぶ連れてこられて、直前まで嫌だ嫌だと言っていても、いざ始めるとその奥さんがものすごく積極的になることも珍しくありません」(玄斎氏)

 料金は東京都内・近郊で2時間2万7000円。その他にホテル代や交通費などの実費がかかる。呼ばれれば全国どこにでも出張するという。

※週刊ポスト2015年9月11日号

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