けん玉ブームが再燃(幻冬舎のSUPERけん玉)


“オールドゲーム”ばかりが大人の購入意欲を刺激しているわけではない。なにかと話題の「ドローン」は、ラジコンヘリに憧れを抱いてきた大人たちから大きな関心が寄せられている。

 だが、先日も阪神タイガースのゴメス選手が甲子園球場でドローンを飛ばして厳重注意を受けたように、遊び場所の規制強化がメーカーの販売担当者たちを悩ませている。

「ドローンはおもちゃでも悪いイメージのほうが先行していますし、東京では自由に飛ばせる公園もないので室内で遊ぶしかないのが現状です。

 ただ、当社が3年前より販売している5種類のドローンは、カメラ付きでも飛べる高度は限られていますし、仮に落下しても軽くて安全な商品もあります。許可が下りれば夏場のスキー場など広い場所で思いっきり遊んでほしいと思います」(プラモデルメーカー・童友社の担当者)

 ちなみに、同社のドローンは1機種1万台ほどの安定した売れ行き。6000円~7000円台が中心と手ごろな価格帯のため、問い合わせが引きも切らないという。やはり購入層は、「50~60代が多い」(担当者)そうだ。

 子供におもちゃをプレゼントするはずのクリスマスが、気付けば大人が童心に帰って欲しいおもちゃを購入し、家族皆で“共遊”する――。こんな傾向をメーカー各社は敏感に感じ取っているようだ。

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