リリー:今回こうやってドラマになってるわけですが、テレビを見て、「あぁ、この女優はいいな」とかって誰ですか?
加村さん:やっぱり、尾野真千子さんだね(笑い)。
リリー:え!? 本当ですか? そんな通俗的なお世辞を言っちゃダメですよ、洞窟おじさんは!
加村さん:本当だよ。昨年『足尾から来た女』(NHK)というドラマを見て、すごい女優さんがいるんだなと思ってたの。そうしたら、現実になったの。
リリー:なんで現場でプロポーズしなかったんですか。女優は疲れてますから、虚を突いたら、何とかなりますよ(笑い)。基本的にワイルドな男はモテますから、加村さんみたいに。
加村さん:(笑い)
リリー:そういえば、加村さんの初体験の話は羨ましいですよね。もう渡りに船というか。
加村さん:30代半ばくらいの時かな。町に出たら女の人に水をかけられて、それで何か飲まされたの。そしたらなんか眠くなっちゃって、気づいたらベッドに縛りつけられて…。
リリー:そういう人に会いたいものです(笑い)。おれは19才の時でしたね。前の年に福岡から東京に出て、横浜の人でした。やっぱり、横浜の人は発展的ですね。めちゃめちゃリードされました。「タアーッ」って声をあげましたもん。まあ、こんなことを話してもどうせ使ってくれないとは思いますけど(笑い)。このドラマは「洞窟おじさん」が人として、男として育っていく物語。現実の話だからこそ、感動的なシーンもあれば、コミカルなシーンもある。加村さんの人生のすべてを楽しんで見ていただけたらなと思いますね。
※女性セブン2015年10月8日号