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2015.11.09 15:59  週刊ポスト

男は本来ムチムチ好き スレンダー好きは学習による刷り込み

 男性にとっての永遠の神秘、女体。モナ・リザやミロのヴィーナスなど芸術作品はふくよかなラインで描かれることが多いが、ファッションモデルにはスレンダーな女性が多い。地域や文化、個人によって好みは千差万別だ。ムチムチ派とスレンダー派とで真剣に議論してみた。

 AV監督の溜池ゴロー氏は、監督としての観点から「ムチムチ派」だという。

「筋肉にうっすらと脂肪がついてしまった感じのムチムチ具合がいいですね。後ろからブラジャーを外す様子などを撮ると、動作に合わせて背中の下地の筋肉が動くのですが、お肉がついているほうが妙に色っぽいんですよ。

 個人的にはローライズのジーンズを穿いている女性の背中が見えた時に、お肉がジーンズの上にちょっと乗っていたりすると、ものすごく色気を感じます。見ただけで触感を感じさせるというか……」

 ムチムチ派の男性たちは、外見からもその女性を抱いた時の柔らかな“触感”を感じ取る。年配者にムチムチ派が多いのは、歴戦の経験で触れた柔肌の感触を覚えているせいかもしれない。

 数々の制服女子高生を観察し描いてきた『東京女子高制服図鑑』(弓立社刊)の著者でイラストレーターの森伸之氏も肉感の魅力を語る。

「体のラインが出にくいセーラー服の下にムチムチな身体が隠されていると、とても魅力的です。ムチムチとした曲線は見ても描いても楽しい」

 これまでの女性経験人数8000人を誇る人気AV男優のしみけん氏は「気持ちいいセックスができる確率が高いのはムチムチした女性」だと話す。

「セックスした時の感触の良さは女性の体の水分量に関係します。水分は脂肪に含まれるので、全体的に見ればムチムチの女性のほうが抱いた時の肌触りがいい」

 ムチムチ派の考えは生物として当然だとする分析がある。化粧心理学者で国際日本文化研究センター共同研究員の平松隆円氏は、「ムチムチ」好きと「スレンダー」好きが分かれる背景には、人間の文化的な側面が関係していると語る。

「本来男性は、女性自身が理想とするモデルのようなスリムな体型よりも、ムチムチしている体型を好むとされています。そこにはあまり痩せていると繁殖に向かないのではないかという、動物的な本能の選択が働いているとの説がある。

 にもかかわらず、現代人にスレンダー好きの男性がいるのは文化的な理由です。スレンダーはいわば社会的な美。“モデルのような体型が美人である”という刷り込みのなかで学習させられた結果だといえるでしょう」

※週刊ポスト2015年11月20日号

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