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2015.11.25 16:00  女性セブン

とんかつ店 地元誌に取材され調子づき高い肉を仕入れ赤字に

 どんな男だって自分の仕事に誇りを持っているもの。誰かに認められればそれはそれは嬉しいものだが、勘違いになってしまうことも。千葉県に住む女性Eさん(48才)の夫はとんかつ店を経営する50才。その夫がフリーペーパーに取材されて…。Eさんが、夫のトホホなエピソードを紹介する。

 * * *
 つい先日、地元のフリーペーパーがうちのとんかつ屋に取材にきて、店とダンナが載ったの。さあ、それからが騒ぎよ。

 舞い上がったダンナは、お客さんが来ればとんかつを揚げる手を止めて、「オレは断ったのに、どうしてもって言うからさぁ」とひとしきり。

 店の中だけならまだいい。道を歩いていても人の目を意識しまくりで、「今すれ違った人、オレのこと見てたよなっ、見てたろ?」としつこい、しつこい。

 外食してウエートレスが「サービスのデザートです」と持って来ると、「あまり、自分に気を使わないでください」と、高倉健風にかしこまったりして。

 それだけじゃない。誰かに「次は“プロフェッショナル 仕事の流儀”に出演だね」と空気入れられたら、ますます調子づいちゃって、キャベツもお肉も高いのを仕入れて、客が入れば入るほど赤字よ。

「何してんの」と怒ると、「ここが踏ん張りどころだ。プロフェッショナルは、みんな同じ思いをしているぞ」だって。

 その熱も、翌号のフリーペーパーに天敵のうなぎ屋が出ていたのを見て失速。

「あの野郎、オレに焼きもちやいて、金使って載せてもらったんだよ」だなんて、ああ、見苦しい。

※女性セブン2015年12月3日号

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