シマヅ:でも、昭和がどういう時代なのか、全然わからないですね。
中川:昭和の時代ってねえ、酒屋とかの裏に置いてある瓶を盗むわけ。
勝谷:違うと思うけどなあ…(笑い)。プラッシーとか、チェリオとか。
中川:それで、その盗んだ瓶を違う酒屋に持って行くと、10円とか20円とかで買い取ってくれるんだよ。そういうのがまかり通っていたのが昭和時代ですよ!
勝谷:たしかに瓶は買い取ってもらえたけど、それはアナタがやっていただけでしょ?
中川:いやいや、僕の住んでいた立川市はこんな感じでしたよ!
シマヅ:問題発言ですよ!
中川:あれ? そう?
勝谷:まあでも、たしかにそんなもんだったよ。昭和の時代は(笑い)。
中川:そうなんですよ。別にかっちゃんとオレがそれをやっていたというわけではなくて、昭和の時代は盗んだ瓶でも買い取ってもらえるみたいな、そういう文化があったんですよ。
勝谷:そうそう。あの頃の10円、20円っていったら結構でかいよ。駄菓子屋ならそこそこ買えたからね。
中川:盗んだ瓶で「蒲焼さん太郎」を買えたのが昭和時代(笑い)。昭和っていうのはそういうむちゃくちゃ時代だったんだから、過度に美化する風潮はどうかと思いますよ。
勝谷:なるほど。
中川:だって、あのころはエアコンもなくって、夏なんかすごく暑くて汗だらけで、すごくウザかったじゃないですか。今はエアコンもあってすごく快適なのに、「昭和の時代は良かった」みたいなことをいう人が結構いるわけですよ。
勝谷:夏の夜なんかは、蚊取り線香を焚いて、蚊帳を吊って窓を開けてやっと眠れるみたいな頃だからね。今の発展途上国と同じ。決していい時代ではなかったと思う。ただ、むちゃくちゃだったけど、人は元気だったかもね。
シマヅ:私は子供の頃に蚊帳を吊って寝たことがあるんですけど、ちょっと楽しかったですよ。お姫様になったみたいで。
勝谷:そうなの? 平成育ちの娘なのに? それはちょっと驚きだねえ…。
(その後、シマヅさんのプライベートに話が展開していく…)