特集
2016.01.08 15:59 週刊ポスト
「1リビングルーム+2寝室」のラブホ 相互鑑賞好きに需要
ラブホテルといえばカップルが2人で利用するものというのが常識だが、東京・錦糸町にあるラブホテル「SARA錦糸町」の702号室は、なぜか「4人用ルーム」になっている。同ホテルを運営するインフォキャピタルの担当者がいう。
「リニューアルに伴って、『ラブホプロデュース企画』を展開しました。『あなた好みのラブホを作ってみませんか』とお客様の声を募集すると、500件を超える応募があった。そのなかで最優秀賞を獲得したのがカップル2組、4人で利用できる部屋だったんです」
2室をドアでつなげたコネクティングルームはシティホテルにもあるが、SARA錦糸町の4人部屋は「1つのリビングルーム+2つの寝室」の形。しかも寝室の仕切りのガラスがボタンひとつで曇ったり透明になったりするのが最大の特徴だ。つまり、「相互鑑賞プレイ」用の部屋なのである。
ラブホテル評論家の日向琴子氏は、「こうしたコンセプトルームは増えています。SARA錦糸町をきっかけに、4人用の部屋もラブホテルの新しいトレンドになっていくのでは」と分析する。その背景には、SW(スワッピング)愛好者の増加があるという。
「『NTR(寝取られ)』趣味の広がりを受けて、実際にスワッピングを楽しむカップルが増えています。スワッピングは、ネットで知り合って、待ち合わせてからホテルに行くというのが定番の流れですが、専門の掲示板では相手を募集する書き込みが増えている」(風俗ライター・仙頭正教氏)
ラブホテルのなかには、すでにスワッピング愛好家御用達のホテルも存在するという。
「関東地方にある某ホテルには待合室があって、そこで居合わせたカップルと一緒に部屋に入ることができる。また、関西には『ドアが開けてある部屋は、入っていい部屋』という暗黙のサインがあるホテルもあります。また、隣り合わせた部屋同士の窓が開くというような仕掛けがあるホテルもあるそうです」(同前)
ガラスで仕切られただけで、お互いのプレイが丸見え……新タイプの4人部屋は、愛好家にとってはたまらないが、挑戦するのはちょっと勇気が要りそうだ。
※週刊ポスト2016年1月15・22日号
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