コラム

2016年の買っていい株、いけない株をファンドマネージャー指南

「ひふみ投信」の運用責任者・藤野英人氏

 国内小型株中心の運用で「R&Iファンド大賞」を4年連続で受賞した「ひふみ投信」の運用責任者・藤野英人氏によると、2016年の日本株は「上値は重いが、下値も底堅く、いわば下げにくく上げにくい展開が予想される」という。そうした中で、「買っていい株」と「買ってはいけない株」にはどのようなものがあるのか。藤野氏が解説する。

 * * *
 上にも下にも大きく動きにくい相場が予想される2016年は、まさに投資家の手腕が問われる1年となるだろう。そんな状況下では、あらかじめわかっているようなリスクは極力排除しておいた方が賢明といえる。

 筆頭が12月に実施された「米利上げ」の影響だろう。これまで続いてきた世界的な低金利下で、債券主体で運用する国内外の債券ファンドマネージャーは利回りが期待できない債券から、高配当が望めて価格変動リスクの小さい株式へと運用先をシフトさせた。その結果、従来は目立った値動きのなかった食品株や薬品株などディフェンシブ銘柄の一角が大きな上昇を見せてきた。

 しかし、利上げに伴って債券の利回りが上昇することで、彼らが手を引くのは必至である。この先、上がりすぎたディフェンシブ銘柄には警戒感を持って臨むべきだろう。

 また、利上げに伴うドル買いで円安が進行すれば、輸出関連の大企業にとっては追い風となるが、それは原材料や食料などの輸入品が高くなることにつながるため、消費者にとってはいいことずくめではない。

 そもそも安倍政権は大企業が潤えば、その利益が国民に広く行き渡り、景気回復につながるだろうと考えてきたが、現状ではそうなっていない。その辺りは政治家も敏感に察知しているようで、「円安誘導でインフレにすればすべてうまくいく」といった言い回しに懐疑的な見方が増えつつある。何よりアベノミクス「新3本の矢」(※注)でデフレ脱却というニュアンスがトーンダウンしているのが、その証左といえるだろう。

【※新3本の矢/安倍晋三首相が「一億総活躍社会」を実現すべく打ち出した、「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」の政策目標】

トピックス

今後の作品にも期待が高まる(2022年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
愛子さまの溢れる文才 小学校の卒業文集と中学1年で書かれた短編小説を全文掲載
NEWSポストセブン
【アニマルな一面】鈴木京香「ヒョウ柄を履いて」54才でも圧巻の美スタイルの理由
【アニマルな一面】鈴木京香「ヒョウ柄を履いて」54才でも圧巻の美スタイルの理由
NEWSポストセブン
Aさん(左)と逢瀬を重ねる桂雀々
上方落語の爆笑王・桂雀々に「所属事務所社長とW不倫」を直撃 「最高のパートナーなんです」
週刊ポスト
宮崎あおい
宮崎あおいシースルートップスから早着替えで「ママの顔」芸歴33年目の凄み
NEWSポストセブン
フォロワーは
【極寒のへそ出し写真】日本一のティックトッカー景井ひな「あり得ない私服姿」フォロワー1000万のど根性
NEWSポストセブン
三浦瑠麗氏の夫のトラブルは他にも(写真/共同通信社)
三浦瑠麗氏、詐欺容疑で家宅捜索された夫の会社にもう1つのトラブル 太陽光発電所建設に地元住民困惑
週刊ポスト
焼肉店を訪れた中川大志
【キュート写真公開】中川大志「おでこ全開で」庶民派過ぎる打ち上げ、橋本環奈も惚れるイノセントイケメン
NEWSポストセブン
紀子さまを悩ます新たなトラブル 実弟のビジネスパートナーがRIZIN代表への恐喝容疑で逮捕
紀子さまを悩ます新たなトラブル 実弟のビジネスパートナーがRIZIN代表への恐喝容疑で逮捕
女性セブン
最近は韓流アイドルにハマっているという
君島十和子の長女・蘭世惠翔が宝塚退団 男役から娘役に転向“わずか数cm”の身長差が影響か
女性セブン
2021年9月、夜の新宿区立大久保公園周辺。客を待っていた女性と付き添う私服捜査員(時事通信フォト)
街歩き動画が人気だが、一部の過激な配信者に追い詰められる人たちもいる
NEWSポストセブン
夫の清志氏(右)と仲睦まじく自宅近所の公園を散歩
三浦瑠麗氏、夫の投資トラブルで家宅捜索 豪華私生活は超高級タワマンと軽井沢の「二拠点」
女性セブン
いじめ事件で亡くなった
《旭川14歳女子中学生いじめ事件》ツイッターで遺族の母親を誹謗中傷したアカウント「きなこもち」を特定
NEWSポストセブン