特集
2016.01.20 15:59 週刊ポスト
宍戸錠伝説 「ジョーさんの女遊びは後腐れない」と川地民生

「宍戸錠伝説」を述懐する俳優・川地民夫
〈風船2つ0.65秒 早撃ち世界3位〉──数々の日活アクション映画で主演を務めた“エースのジョー”こと宍戸錠氏の若かりし頃のキャッチコピーだ。現在82歳になる宍戸氏は、別の「世界3位」の記録を持っている。1336人という女性の経験人数だ。そんな数々の伝説を持つ宍戸氏について、日活時代の後輩、俳優・川地民生氏(77)が振り返る。
* * *
俺が日活に入ったのは1957年。ちょうどジョーさんがスターの階段を駆け上がろうって時期だった。
当時は日活に入ったものの、チンピラや学生役くらいしか回ってこなかった俺の給料なんて微々たるもの。ギャラが入って遊んだらすぐに消えた。そんな俺たち新人に対して、ジョーさんはポンと10人分のメシ代を奢ってくれたりしてね。
ジョーさんを慕う日活の俳優は多くて、よく皆で遊び明かした。
ジョーさんはとにかく女に手を出すのが早い。しかも同じ女とは3回以上はヤラない(笑い)。だから面倒な恋愛感情が生まれず、相手から恨まれることもなかった。
あれだけ取っかえ引っかえヤッてたら、刃傷沙汰の1つや2つあって当たり前だけど、ジョーさんは無傷だった。どれだけ女遊びをしても、後腐れなく始末をつけるところが凄いところだよな。
ぶっちゃけたことを言うと、好みの女の守備範囲が広かったし、俺ら俳優仲間の間では「早撃ちジョーはあっちも早撃ちだ」って噂されてた。そうでないと1000人以上もヤレないでしょ(笑い)。
●かわち・たみお/1938年神奈川県生まれ。石原裕次郎の実家の隣に住んでいた縁で57年日活入社。宍戸氏らと共に日活の全盛期を支えた。
撮影■ヤナガワゴーッ!
※週刊ポスト2016年1月29日号
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