そして、1月14日に4人とI氏による極秘会合が行われた。その場でI氏は、「迷惑をかけた」と芸能界からの引退を宣言し、「SMAPを続けてほしい」と4人に話した。動揺する稲垣、草なぎ、香取を、リーダーの中居がまとめた。
「草なぎは香取と一緒に行動すると言った。香取はもともと年の離れた中居に意見を言える関係ではないので、中居に任せた。中居のいちばんの思いは他のメンバーのためにもファンのためにも“SMAPを続けたい”ということ。そして木村に許しを請う電話をかけたんです」(前出・芸能関係者)
何度もかけ直し、ようやく電話に出た木村に中居は「もう一度、5人でSMAPをやりたい」と伝えた。木村は何も言わず中居の言葉にうなずいたという。
「木村の胸中は複雑だった。一度はIさんや4人と別れることを覚悟していたからです。それでも気持ちを反転させ、4人のために動くことに決めました」(前出・芸能関係者)
1月17日、『SMAP×SMAP』での生放送会見前日、主演する時代劇映画『無限の住人』のロケで京都に滞在していた木村はロケ現場からメリー氏に電話をかけ、「4人をグループに戻してほしい」と直談判した。
木村の働きかけで、17日夜に4人とメリー氏の会談が実現した。4人のメンバーはメリー氏に「どうしても戻りたい」と直接謝罪の思いをぶつけた。これで、SMAPは“再生”した。だが、激動の一年は今、始まったばかりだ。
※女性セブン2016年2月4日号