しかし、モノにせよサービスにせよ、中国人の爆買い頼みには暗雲も立ち込める。
中国経済の失速に歯止めがかからないため、訪日客の減少や消費額の低下が懸念されているからだ。さらに、習近平政権が国内消費を促す目的で、日本や台湾での“爆買い禁止令”を出すのでは? とも囁かれている。
「仮に3月の全国人民代表会議で規制が出されるとしたら、この春節はラストチャンス。駆け込みで“爆々買い”の消費アップに沸く可能性はあります。
ただ、中国株式相場の上海総合指数も危険水準に入っていて景気低迷は明白。春節以降に訪日旅行する中国人が減り、爆買いブームは過去のものとなる恐れも否定できません。過度な期待は禁物です」(中田氏)
さて、今春節の中国人の消費行動に新たな変化は生まれるか。注視する必要があるだろう。