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洋モノ女優の大袈裟な喘ぎ声 欧米の社会的背景が影響か

 ネットでアダルト動画を探していると、日本のものだけでなく膨大な量の海外アダルト動画がヒットするが、それらをよく見ると、日本のAVとは異なる発展を遂げていることが分かる。その背景には、独自の文化や産業構造が影響していることが多い。

 例えば、実際にやると犯罪だが、日本のAVでは一定のファンを持つレイプもの。しかし海外の動画ではあまり見当たらない。

「レイプやSMものに関しては“犯罪を助長する”という理由で法的な規制が厳しい。最後に“合意の元で行なわれました”という意味を込めて、動画の女優のインタビューカットを入れる場合がほとんどです」(海外のAV事情に詳しいフリーライターの大坪ケムタ氏)

 女優が皆、楽しそうに演技をするのはそれが理由だ。また女優たちの声の大きさも、日本のAVを見慣れた日本男子には驚きだろう。だが、彼女たちも本当に心から楽しんでいるかは疑わしい。というのも、「あくまでこれは演技だ」という割り切りが日本の女優よりも激しいのだという。AV監督の溜池ゴロー氏が語る。

「日本の女優はプライベートなセックスをしているかのような内面的な演技をしますが、欧米の女優は“これは契約だから仕方ない”ということを強調するように、大袈裟な演技をする。私見ですが、欧米にはエロ動画に出ることに対する罪悪感が根強いのではないか。演技をすることで、“これは私の本心ではない”と伝えたいのかもしれません」

 欧米は契約社会。それはAVの撮影にも大きく影響しているのだ。

「アメリカは最初からすべて決め打ち。日本のAVでは女優が乗ってきたら、“もう少し頑張ってみよう”などと予定よりハードなプレイをさせることもありますが、アメリカではそれは不可能です」(大坪氏)

※週刊ポスト2016年2月12日号

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