1973年10月に出会って5か月でスピード婚をした樹木と内田。しかし、すぐに内田のDVが始まり、結婚から1年半後には別居状態となる。そして別居したまま約40年夫婦関係を続けてきた理由を、樹木は昨年5月の新聞のインタビューでこう明かしていた。

「私にとっては大事な重しなんですよ。最近はだいぶ私の変なところも知られてきたけど、内田さんがおかしくて、私がちゃんとしてるふうに思われた時期もあるのね。だけど本当は、どこに飛んでっちゃうかわからないような人生を送るはずだったんです、私が。だから、いい重し」

 都内の高級住宅街の一角に、樹木が本木夫婦と暮らす家がある。その家の表札には金色の文字で「UCHIDA YUHYA」と刻まれている。

「本木さんの名前をいちばん上に入れてあげてもいいと思うんですが、表札はずっとあのまま。いろいろいわれても、樹木さんと内田さんはしっかりつながっているんだろうな…と思いますね」(近隣住民)

 数か月顔を合わせないのも当たり前で、内田を“回遊魚”と呼んでいた樹木。だが、最近の様子を近隣住民はこう続ける。

「夕方の時間が多いですが、内田さんがタクシーで帰ってくる姿をよく見かけるようになりました。ふたりでどこか食事に出て行くところも見ますね」

 明るく、ただ達観して生き切ろうとする超人なわけではない。樹木は冒頭の番組内でこんな心情も吐露した。

「ズーンと落ち込むことはあるわけです。仕事では落ち込まないけど、命というものがなくなるんだと思った時なんかは(中略)そういう時は笑うの。笑うの。そして自分の頭を撫でるの」

 ジタバタしてみっともなくても、「あの婆さんはあんなふうに死んだんだね」と孫に見せたいとも話していた。

※女性セブン2016年3月3日号

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