お札と小銭は別々に入れます。そして、お札は高額紙幣から奥に入れ、手前に千円札がくるようにします。財布から出す時に、野口英世や樋口一葉、福沢諭吉と対面する向きに収納してください。これでお金としっかり向き合い、有意義な使い方ができるようになります。
「お金が出て行かないように、上下を逆にして財布に収納する」という説もありますが、私はそうは考えません。お金は循環させてこそ大きくなっていくもの。貯金通帳に入れたお金なら、手をつけないのは賢い選択ですが、財布は出すためのお金を入れるアイテムであって、お金を貯めるものではありません。
支払い方にも金運を上げるコツがあります。買い物では、なるべく大きなお金を出さないように、小銭から使いましょう。
数百円の支払いに一万円札を出すのは感心しません。店員さんは表面上、嫌な顔をしないかもしれませんが、大量のお釣りを数えるのは神経を使うものです。「面倒なお客だ」というネガティブな思いがお札に込められる恐れがあり、財布にそんなお札を入れたくないものです。
小銭で財布が膨れるのがいやなら、電子マネーを活用するなど、スマートな支払いを心がけてください。そして、財布から出て行くお金には「大きくなってまた私のもとに戻ってきて」と念じながら、気持ちよく支払いましょう。
※女性セブン2016年3月3日号